落下防止に フルハーネス型安全帯
身体への負担軽減と安全性を考慮して
現場作業を行う職人として、ヘルメット、安全靴、安全帯は、最低限の安全対策品です。
この3点セットが無ければ、現場にすら入場させてもらえないし、当然そうなれば現場作業はSTOPしてしまい、結果tとして工期に間に合わず、ペナルティーを科されることも・・・
みんな日々現場作業をてしてて、よ〜く知ってると思うので、今更こんなことを言う必要ないでしょう。
しかし、この3点セットを装着してても作業できないことも・・・
これは、私が実際に経験したことですが、某大手機械メーカーの工場での電気工事の際、通常の安全帯を使用して作業を行おうとすると、
「うちの工場内では、フルハーネス型安全帯を使用してください」と言われたのです。
それまでどの現場でも、こんなことを言われたことがないので、『フルハーネス型安全帯』など準備していません。
(>_<;)
幸いこの日は作業初日ということで、高所作業車や材料などの搬入といった下準備だったので助かりましたが、次の日からは高所作業車を使っての作業ですから、安全帯は不可欠となるので準備しなくてはなりません。
『フルハーネス型』の安全帯が有ることは知ってたけど、使うことが無かったので持っていません・・・
すぐに、電材卸会社の担当営業マンに電話して、注文して何とか当日中に手にしたけど、もし翌日の作業に間に合わなければと考えると、ゾッ!とします。
実際、現物を手にして装着してみると、想像以上に、身体にフィットして動きやすく、腰ベルトに二丁掛けランヤードをぶら下げなくていい分、腰道具が軽くなり、かえって、疲れにくくなり、さらに落下事故の際も腰などへの負担が無く、身体的なダメージも軽減されることを実感できるので、思ってた以上に動きやすかったです。
労働安全衛生法の改正で、フルハーネス安全帯の着用が義務付けられるのに伴って、大手ゼネコンではすでに完全義務化されるところが多くなってきてるし、
間もなくすべての現場で義務化されることでしょう。
私の場合、それより前から使ってたので、すでに持ってるからいいようなものだけど、まだ持ってないんだったら、このページを見てるのをいい機会だと思って、購入を検討するべきだと思います。
完全義務化は、もう目の前に迫ってきてるので、一度に多くの人が買い求めることも考えられるので、欲しいときに手に入らない事態も考えておく必要があるでしょう。
現場作業での事故原因の常にトップに上げられる『転落事故』だから、より安全をかんがえてフルハーネス型安全帯の完全義務化が行われるのだと考えると、ようやく日本も安全面で世界標準になったといえるでしょう。
とはいえ、身の安全を考えるのは、霞が関の官僚や現場監督でもなく、私たち自身だということを肝に銘じて適切に使用して、己の身の安全を確保するようにしなくては、どんなに優れた安全用具を使ったとしても、安全性の向上にはつながらないと考えられます。
家で待ってる子供や奥さんを悲しませないためにも、日々安全を意識しながら作業したいものです。
藤井電工(TSUYORON)
★ 新規格フルハーネス安全帯
藤井電工 |
藤井電工 |
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2019年2月から施工された新規格に対応したフルハーネス型安全帯ですから、今後は新規格対応品でないと労災認定されないことも有ると思いますので、新たに購入するときや買い替えの時には新規格対応品を選ぶようにしてください。
また、ランヤードも新規格対応品を使わなければならないし、旧規格品と合わせて使うことは認められていないので、両方新規格で統一するようにしてください。
フルハーネス安全帯
藤井電工 |
藤井電工 |
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電気工事士にお馴染みの藤井電工のフルハーネス安全帯を紹介しましたが、労働安全衛生法の改正に伴い、フルハーネス型安全帯の使用が義務化され、これまで利用していた腰ベルトタイプの安全帯だけでは高所での作業ができなくなります。
また、柱上作業で使っていたU字吊りランヤードを使うときもフルハーネス型安全帯と共に使わなくてはならないので、U字吊りランヤードを使えるものも紹介しておきましたので、必要な方はご覧ください。
続いて藤井電工のフルハーネス型安全帯用のランヤードを紹介します。
藤井電工(TSUYORON)
フルハーネス用ランヤード
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藤井電工 |
藤井電工 |
藤井電工 |
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藤井電工のフルハーネス用ランヤードでしたが、フルハーネス型安全帯装着完全義務化が迫って、各メーカーとも殺到する注文に生産が追い付いていないようなので、藤井電工もカタログにはほかのランヤードが掲載されていますが、ネット上ではすべての製品を確認することができません。
少し落ち着けば、今より多くの製品が掲載されるようになると思いますが、それも定かではありません。
スリーエム(3M)
フルハーネス安全帯
スリーエム |
スリーエム |
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スリーエム(3M) |
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スリーエム(3M) |
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スリーエム(3M)
フルハーネス安全帯用ランヤード
スリーエム(3M) |
スリーエム(3M) |
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スリーエム(3M)のフルハーネス用ランヤードの中でもトップクラスの安全性を誇るものが紹介したものです。
墜落時の衝撃を受けるとロック機構が働いて墜落距離を最短にとどめてくれます。
これは、墜落速度を抑えて、身体にかかる負担を軽減してくれるので、墜落時の衝撃によるほかのダメージを最小限にすることが期待できるものです。
タジマ(tajima)
フルハーネスダブルランヤード付き
タジマ(tajima) |
タジマ(tajima) |
タジマ(tajima) |
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フルハーネス安全帯
タジマ(tajima) |
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フルハーネス用ダブルランヤード
タジマ(tajima) |
タジマ(tajima) |
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タジマ(tajima)の安全帯やランヤードも以前から販売されてて、人気商品もあったけど、フルハーネス安全帯の義務化を受けて、タジマ(tajima)でもフルハーネス安全帯やランヤードにシフトしてるようで、少しずつラインナップも増えてきているようですから、今販売されてるものよりいいものが出てくる可能性は大いにありそうですね。
タイタン(TAITAN)
フルハーネス安全帯ランヤード
タイタン(TAITAN) |
タイタン(TAITAN) |
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タイタンブランドとして知られてるサンコーのフルハーネス安全帯用ツインランヤードを紹介したんだけど、高所作業のランヤードの基本は二丁掛なので、タイタンでもツインランヤードを紹介しておいたんだけど、みなさん分かってますよね。
さて、ここで紹介したのはすべて日本国内の規格に適合したものばかりなので、安心して使えるものばかりだったけど、最近は中国規格のものが堂々と輸入されて販売されてるようだけど、日本の規格に適合していないものが多くて、
「買ったけど使い物にならない」という声をよく聞きます。
その多くは、ランヤードのフックが小さくて、足場用単管にはまらないというのが多いようです。
確かに値段は安いけど、所詮は中国規格のものだから、日本国内で使うことはできないし、仮に使っていて事故に遭遇しても労災認定されない可能性があるので、少しくらい安いからと言って、後から高い代償を払うことを考えたら、日本国内の規格に適合したものを使うほうが、いいと思いませんか。