圧着工具（Ｔ型コネクタ用）

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Ｔ型コネクタ圧着工具

ケーブル分岐接続作業には欠かせない！

Ｔ型コネクタは、みなさんご存知ですよね。
実物は、こんな感じなんですが。

一般に使用されている、B型やP型圧着スリーブと違って、ちょっと変わった形をしていますが、電気工事でよく使うものなんですよね。

すでに、電気工事の現場で作業してる人には、お馴染みのものだと思いますが、まだ経験の浅い人は、「目にしたこともない」という人もいるんじゃないでしょうか。

一本のケーブルを途中で分岐して、別の配電盤や機械などに持っていくときどうしますか？

ケーブルを切断して、P型スリーブなどを使って圧着しますか？
仮に、P型スリーブを使うのであれば、ケーブルに余裕がなければ、重ね合わせて圧着することはできません。

では、Bスリーブを使って分岐するとしましょう。
これでは、片線側にケーブルが二本入ることになり、使用電線より大きなスリーブを使わなくてはならず、一本しか接続しない側の接続が甘くなり、接触不良の危険が生じます。
これは電気的に、とても危険なことでなので、絶対あってはならないことです。。。

どちらのスリーブを使っても、うまく分岐できないことが多々あると思います。

そんなときにT型コネクタを使うと簡単に分岐接続ができるんです。

普通のリングスリーブと違って一部が切れていることで、ケーブルの中間でほかの経路のケーブルを接続することができるんです。

仮に、アースケーブルを中間で分岐するとして、まず母線となるアースケーブルを接続箇所で被覆を剥き、そこに分岐用ケーブルを沿わせてＴ型コネクタで圧縮すれば、母線ケーブルを引っ張る必要もありませんし、無理なく分岐接続作業を完了させられるんです。

一般住宅などでは、こんな作業はあまりしませんが、工場や商業施設などの大型施設では、頻繁に行われる作業ですから、電気工事を行うのであれば持っておかなくてはならない工具の一つでしょう。

小さなものなら、ハンドプレスでもできますが、対象ケーブルが太くなれば、やはり手動油圧圧着工具や充電式の工具が必要となってきます。

電気工事の規模に合わせて、必要なものを選ぶようにしてください。

私が使ってるT型コネクタ用圧縮工具

	泉精器製作所(IZUMI)　油圧式圧縮工具 15号B 必要なダイスもセットなので、購入後すぐに役立ちます。充電工具のように充電切れの心配もないので、作業が中断することもありません。

	カクタス(CACTUS) クリンプボーイ EV-250DL 写真では、リングスリーブを圧着するヘッドですが、ヘッドをT型用に代えて使います。ほかにもアタッチメントがあるので、いろんな使い方ができる便利な1台です。

T型コネクタ圧縮工具はこの二つを使っています。
最近は、ほとんどカクタスのクリンプボーイを使ってますが、泉精器製作所の手動油圧圧縮工具もまだまだ現役で、ちょっとした作業の時にはよく使ってます。
何と言っても手軽ですからね。＾＾
クリンプボーイでT型コネクタを圧着するには、ヘッドとダイスの交換が必要なので、まずこれらを取り揃えなくてはらないので、次にこの二つを紹介します。

カクタス(CACTUS)

T型圧縮

カクタス(CACTUS) EV2-T240

カクタスクリンプボーイ（EV-250DL）のT型コネクタ用交換ヘッドがこれです。
ヘッドは圧縮ダイス別売なので、必要なサイズの圧縮ダイスを持っておく必要があるので、圧縮ダイスも紹介します。

カクタス(CACTUS)

EV2-T240 T型コネクタ用ダイス


	T-20 T-26 T-44 T-60 T-76 T-98 T-122 T-154 T-190 T-240

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カクタスクリンクボーイ（EV-250DL）のT型コネクタ用圧縮ダイスの全サイズを紹介しましたが、一度にこんなに揃える必要はないと思います。
なぜなら、行う電気工事に規模や内容により、必要なサイズが違ってくるので、大人う電気工事に必要なものだけ揃えれば十分だし、仮にほかのサイズが必要になったらその時購入すれば済む話だしね。
なので、最初は必要最小限でいいと思います。

手動油圧T型コネクタ用圧縮工具

泉精器(IZUMI) 15号B	カクタス(CACTUS) CT-8	ニチフ（NITIFU) NOP120

手動油圧T型コネクタ圧縮工具を二点紹介したんだけど、カクタスのほうは本体だけの販売でダイスは別売になってるので、これも必要なサイズを揃えてください。
ちなみに、カクタスのダイスは、EV-250DLで紹介したものと共通です。
さてもう一つのニチフが販売してるものですが、これは私が使ってる泉精器製作所のものと同じ製品です。