通線作業にに必要な 入線オイル(入線液)
有ると無いとじゃ大違い!! 入線オイル(入線液)
電気工事の中でも、通線作業は頻繁に行い、疲れる作業の一つです。
このカテゴリで、これまでにいろんな工具を紹介してきましたが、それらの工具の能力を最大限に引き出し、効率よく作業を進めるためにも必要なのが、通線オイルでしょう。
日々現場で電気工事を行っているみなさんなら、通線オイルの重要性は認識されてると思います。
RC造などの埋設配管への入線作業や金属管などを使った露出配管、二重天内配管の入線作業は、曲がりが多くなればなるほど、通りにくくなるものです。
1.6や2.0程度の細いIV電線くらいなら、少し力を込めて引っ張れば、何とか入線できますが、幹線ケーブルのように太いケーブルになるとそうはいきません。
たとえ、ウインチで引っ張ったとしても、かなりの抵抗を受けケーブルにも傷をつけてしまいかねず、後々のトラブルの原因とも成りかねません。
そんなときこそ、入線オイルを使って作業効率を上げつつ、安全で確実な入線作業を心掛けたいものです。
電気工事で用いる入線オイルには、専用のものを使用してください。
昔は、別のもので代用したこともあるようですが、今では専用の入線液やシリコンスプレーなどを使うものです。
当然、入線専用なので、その滑りも格段に良くなり、無駄な力を加えなくてもスルスルとケーブルが入っていきますから、入線作業の疲れも軽減できるし、安全で確実な作業ができるので、作業時間も短縮できます。
まさに、電気工事における潤滑剤ですね^^
電気工事には無くてはならない入線オイルですが、その種類もいろいろあるので、ここでご紹介しておきましょう。
私が使ってる入線オイル(入線液)
デンサンウェット
デンサン(DENSAN) ND-55S
私が主に使っている入線液、デンサンウェットです。 |
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デンサン(DENSAN) ND-55L
入線作業には、上のボトルを使って、中身が少なくなったら、これで補充します。 |
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デンサンウェットを使うときは、タオルや雑巾、ウエスなどに染込ませて塗布すると作業が楽にできます。
こうすることで、余分な入線液を使うこと無く、作業箇所を汚すことも少なく済むので、後始末も簡単に済ませることができますよ。
エーゼット(AZ)
シリコンスプレー
エーゼット(AZ) |
エーゼット(AZ) |
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私が入線作業で使ってるシリコンスプレーです。
このシリコンスプレーは、AmazonでCRC556をさがしてて、たまたま見つけて試しに購入して以来使い続けてるものです。
容量も多いし、逆さでも噴射可能なので、入線中の配管内にも噴射できて使いやすいし、何てったって値段が安いから助かります。
入線作業中シリコンスプレーはよく使うので、あまり高いと思う存分使えませんが、これなら気兼ねなく使えるので、いいですよ。
(o^―^o)ニコ
デンサン(DENSAN)
シリコンウエット
デンサン(DENSAN) |
デンサン(DENSAN) |
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デンサンのシリコンウエットですが使った感じは、私がよく使ってるデンサンウエットより若干滑りがいいように感じます。
その分ちょっと高い価格設定になってるので、私は使っていません。
その代わり、シリコンスプレーと併用して、入線作業を行うようにしてるので、さほど違いを感じることなく作業を進めることができてます。
少しでしたが入線液とシリコンスプレーを紹介したのですが、このほかに粉タイプや泡タイプなどもあるけど、ほとんど使ってるところを見かけないので、ここでの紹介はしなかったけど、気になったら探してください。
多くの電気工事現場で使われてるものを紹介しておいたので、おそらく探す人は居ないと思いますけどね。