エアコン取付工具 エキスパンダ
溶接準備に エキスパンダ
エアコン取付工事にも、いろんな工具が必要ですが、ここで紹介する『エキスパンダ』は、あまり馴染みのないものかもしれません。
エキスパンダーと聞いて思い出すのは,こんなものを想像するんじゃないでしょうか?
確かに、これも正解なのですが、エアコン取付工事でいう『エキスパンダ』は、まったくの別物です。
普通、一般の家庭用エアコンの取付けでは、使うことも少ないと思うので、量販店などのルームエアコンを専門に取付けてる業者さんは、持っていないと思います。
エアコン取付工事で使う『エキスパンダ』を日本語で言うと『拡管器』といいます。
『拡管器』と日本語で言っても何をするものなのか、さっぱりわかりませんよね。
┐( ̄? ̄)┌
この工具は、冷媒用の銅管を繋ぐときに使う工具なんです。
ルームエアコンなどでは、配管距離もさほど長くないし、曲げ加工も比較的容易にできるので、途中で配管を切断して繋ぐこともないので必要ないけど、業務用エアコンなどの太い配管材になると長い配管をそのまま曲げ加工などをすることが困難な場合も多く、加工しやすい長さに切断して曲げ加工などを行うことが多いので、加工された配管材とそれまでの配管材を溶接で繋ぐことになります。
しかし、切断された冷媒管をそのまま繋ぐことはできないので、エキスパンダを使って片方の冷媒管の端を広げて、もう片方の冷媒管を差し込むんです。
こうすることで、繋ぎ目の強度を保ちつつ、確実な溶接作業をすることができるようになります。
エキスパンダを使わなくても銅管ソケットを使えば、何も加工しなくても溶接できますが、銅管ソケットを使うと1箇所の接続に2箇所の溶接が必要となり、作業時間も掛かるし、ピンホールなどからのガス漏れリスクも高くなってしまうので、多くのエアコン専門業者はエキスパンダを使って冷媒管を拡張して、溶接作業を行ってます。
専門性の高い工具だから、家庭用のルームエアコンを取付けるのには必要ないので、多くの人には関係ないと思うけど、業務用エアコンなどを扱うのであれば必須の工具だと思いますのでここで紹介しておきます。
私が使ってるエキスパンダ
タスコ(TASCO)エキスパンダセット TA525PA
永年TA525C使ってるのですがどこを探しても販売されていないので、代替品としてこちらを紹介させていただきました。 |
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タスコ(TASCO)/BBK Technologies
油圧エキスパンダセット
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タスコ(TASCO) |
BBK |
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エキスパンダセット
リジッド(RIDGID) |
BBK |
アサダ(asada) |
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タスコをはじめとして、BBK、リジッド、フソーなどのエキスパンダを紹介したけど、どれもよく使われてるものだから、必要な人にとってはどれを選ぶかだけだと思うので、ゆっくり選んでください。
本格的にエアコン工事などをするのなら、ぜひ持っておきたい工具の一つですね。
ちなみにエキスパンダを使わなくてもフレアユニオンを使えば、簡単に冷媒管を繋ぐことができますよ。
(^_-)-☆
フレアユニオンにはいろんなものがあるので、用途に応じて選べば、思い通りの配管をするのもわりと簡単だと思うので、エキスパンダや溶接用品を買う前に一度見ても損は、ないと思いますよ。
(^^)
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