サイト内には、アフィリエイト広告が含まれています。
エアコン工事の中で冷媒管の延長や加工部分の接続を行うために必要なのが
ガストーチと銀ロウです。
エアコン工事で使う冷媒管の材質は
なまし銅管なので銀ロウを使って溶接しなくてはなりません。
溶接するには、冷媒管を銀ロウが溶ける適正温度まで熱するためにガストーチを使います。
ガストーチにもガスボンベ式と本格的にアセチレンと酸素を使うものがありますが、
エアコン工事でよく使われているのがガスボンベ式ガストーチです。
アセチレンと酸素を使うガストーチは現場に持ち込むのも大変だし、
その取扱には資格が必要となるので特別講習を受講しなくてはなりません。
さらに保管場所の確保もしなくてはならず経費も嵩んでしまいます。
◆労働安全衛生法61条、施工令20条
“ガス溶接技能講習修了の資格のないものを就業させてはならない”
ですから多くの方がガスボンベ式ガストーチを使ってるんです。
保管も比較的簡単ですし、なんと言っても持ち運びが楽なので、
移動することの多いエアコン工事ではこの点からも
ガスボンベ式ガストーチを使う人が多いのだと推察できます。
ガスボンベ式ガストーチの利点は先に上げたようなことがありますが、
選ぶときに到達温度の確認を怠ると、
いくら冷媒管をあぶっても銀ロウ溶接できる温度に達さず、
溶接できないなんてことになってしまうので注意が必要です。
銀ロウを使ったガス溶接も経験が浅いと割れやピンホールができて
そこからガス漏れするので、溶接部分の確認をするために手鏡を持ち、
裏面もしっかり確認しなくてはなりません。
ベテランの職人さんは、確認作業などしなくてもしっかり溶接することができる上、
その仕上がりも実に滑らかなものです。
逆に経験の浅い職人が溶接したものは、
何度も何度も上から溶接するので、溶接面が凸凹になってることが多いですよね。
みなさんも他所が施工したもので、こんな状態のものを見たことがあると思いますが、
銀ロウ溶接は上から重ねてもしっかり溶接できるものではなく、
逆に重ねたために割れやピンホールを作ってしまうことのほうが多いのです。
まあこれも適切な温度に達していれば銀ロウがしっかり溶けて溶接部分に流れ込むので、
見た目も綺麗な溶接が簡単にできるようになりますから、
ここで紹介するようなガストーチを使うことが大切になってくるので
みなさんも必要な物を適切に使って冷媒管の溶接を行ってください。
アサダ(asada) |
アサダ(asada) |
---|---|
私はタスコ(TASCO)のガストーチキットを使っています。
しかしAmazonでも楽天でも販売数が少なくなってきているので、アサダ(asada)のガストーチも紹介しておきました。
タスコ(TASCO) TA379MP-4
火口交換をするには、TA379MP-4ガングリップホースが必要になります。 |
|
とは言え、メーカーでの販売は、継続されているので、取引のある電材卸会社なら取り寄せてくれるので、必要な方は注文してください。
メーカー販売が継続されているという事なので、You Tube動画の掲載は続けさせていただきます。
動画の中で別売オプションの火口を使ってるところがありましたので、
別売火口も紹介しておきます。
タスコ(TASCO) |
タスコ(TASCO) |
タスコ(TASCO) |
---|---|---|
動画で紹介されているように火口の交換も簡単ですから、
作業場所の状況や溶接箇所の状況に応じて適切なものを選んで使うと、
作業効率も上がりますし、多少なりともガスの節約にもつながるかもです。
◆防火処置を適切に!
高温の火種を使うのですから防火シートなどを使って溶接箇所の防火措置を適切に行ってください。
ちなみに私が使ってる防火シートがこれです。
価格的にもお手頃だし、防火シートがあることで安心して溶接作業ができて、余計なところに気を使わなくていいので確実な作業にもつながります。
壁際などでの溶接の際に、建築中の建物のように軽天などから吊るせるようなときには、ハト目とS字フックを使って壁際に吊るして使うと安心ですよ。
続いては溶接作業が多いときに使うと便利なミニ溶接機を紹介しておきます。
タスコ(TASCO) クローズタイプ溶接機 TA370TD-N
溶接作業が多いときに使っています。 |
|
タスコ(TASCO) |
タスコ(TASCO) |
---|---|
ビルや大型商業施設のように配管距離が長くなったり、インチサイズのような太物配管を溶接することが多いときには便利ですよ。
ただし、ホースの長さの範囲内での作業になるので、ホースがとどかないところはガスボンベ式トーチを使うことになるので、双方を上手に使い分けて効率よく作業しましょう。
(^0^ )/
次は、よく使われているガスボンベ式トーチを紹介しておきます。
プリンス(Prince) |
プリンス(Prince) |
プリンス(Prince) |
---|---|---|
よく見かけるタイプのガスボンベ式トーチを紹介しましたが、若干メーカーの違いはあるかもしれませんが、どのメーカー品も大差ないと思います。
私もタスコ(TASCO)のマッププロガストーチキットを使うまでは同じようなものを使っていましたが、狭いところでの作業を考えるとやっぱりマッププロのほうが使いやすいので、今後もマッププロを使い続けると思います。
最後に使うと便利な溶接ホルダーを紹介しておきます。
エスコ(ESCO) パイプ溶接ホルダー EA319E-30
冷媒管の溶接箇所を固定するのに使う工具で |
|
ガストーや溶接機セット等を紹介しましたが、
みなさんが行うエアコン工事に必要な物も違うと思いますので、
必要な物かどうか熟慮してから購入を検討してください。
※天井裏や閉所などでの溶接作業の際は、
酸素不足にならないように、十分な吸気を行ってください。