ガス溶接機
ガス溶接機を扱うためには、ガス溶接に関する技能講習を修了する必要があるので、無資格で取り扱うことはできません。
エアコン工事で溶接と聞いてもピンとこないかもしれないけど、けっこう頻繁に行われる作業で、前項で紹介したエキスパンダもガス溶接に関わる工具で、エアコン工事の溶接作業とは、冷媒管を繋ぐことをさします。
例えば、ビルなどにエアコンを設置するとき、1階に室内機を取付けて、室外機を屋上に設置するような場合、冷媒管の距離が長くなるので通常単管と呼ばれる冷媒管を使います。
一般的なペアコイルとは異なり数メートルの直線の銅管を繋ぎ合せて一本の冷媒管とするのですが、その時に冷媒管のジョイント部分を溶接するのです。
また、室内等で曲げ加工ができない場合は、曲げ加工のみを行った冷媒管を直線のものと繋ぎ合せたりと溶接作業は頻繁に行われます。
よく見かけるのは、ターボガストーチを使った溶接作業です、小さなボンベに火口が取付けられた簡易の溶接用トーチなので、火力が弱く熟練の職人さんでないと、中々うまく付けることができないものです。
ターボガストーチもいろんなものがあり、一般的なターボガストーチの到達温度は2.000℃程度です。
この温度で、冷媒管を溶接しようとすると、かなりの時間、銅管をあぶる必要がある上、溶接棒を溶かすのにも時間がかかり、うまく溶接するにはある程度の熟練が必要です。
それに引き換え簡易的でも、溶接機を使用するほうがいいのですが。
簡易的とはいえ、アセチレンと酸素ボンベを使うことになるので、ガス溶接を行うための技能講習を受講し、修了証の交付を受ける必要があります。
エアコントラブルの原因の多くは、溶接部分や接続部分からのガス漏れなので、溶接の精度が上がることはトラブルとなる原因の軽減にもつながり、余分な作業や出費を抑えることができるので、簡易的でも溶接機の使用をおすすめしたいものです。
アサダ(asada) ロキシー400Lキット R35780
手軽なカセットボンベ式の溶接機ですが酸素と一緒に使うので、到達温度も3.100℃に達するので溶接作業が短時間で確実にできます。 |
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タスコ(TASCO) パイプ溶接ホルダー TA375SS-30
差し込み部分が抜ける心配も無く、溶接箇所がずれる心配も、これを使えば解消されます。 |
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私が使っているのは、今は販売されてないクローズタイプのミニ溶接機なので、紹介したものと違いますが、使用法はほぼ同じです。
何といっても、到達温度が高く、短時間で溶接することができるので、作業ロスもないし失敗もほとんどなくなります。
とはいうもののこれはある程度熟練した職人さんが溶接するというのが条件ですけどね。
BBK Technologies |
タスコ(TASCO) |
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BBKとタスコで同じような溶接機を紹介しました。
どちらも私が紹介したものと同程度の能力はあるので、スムーズに溶接できるでしょう。
タスコ(TASCO) MAP PRO TA379MP-4
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タスコ(TASCO)のMAP PROシリーズは、一時Amazon、楽天とも取扱が無くなっていたけど、少ない数ながら、再び販売再開となったようなので、早速掲載しておきます。
やっぱり溶接に使うのなら、タスコ(TASCO)のMAP PROが使いやすいと思います。
でもまたすぐに販売されなくなる可能性もあるので、その時はご容赦ください。
タスコ(TASCO)のカタログや電材店で確認すると販売は続いているようなので必要な方は、取り寄せてください。
タスコ(TASCO) |
タスコ(TASCO) |
タスコ(TASCO) |
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紹介したガングリップ付ホースとお好みの火口を使えば、より便利に手早く溶接できるようになります。
実は、私が持っているのは、TA379MP-6というタイプで、はじめからガングリップ付ホースがセットになっているものなので後から買い足す必要がなかったんですが、今ネット上で販売されていないようなので、代替品として紹介しておきました。
まだ、電材店で注文すれば、取り寄せてくれるので、担当者に聞いてみてください。
プリンス(Prince) |
プリンス(Prince) |
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紹介したリング火口のほうが銅管を均等に熱することができるので、ストレート火口より効率的に作業することができるので紹介しました。
ちょっとしたことですが、これだけで格段に作業効率が上がるのでお勧めです。
あと一つ持っておくと便利なのが小さな鏡です。
何に使うのかというと、溶接箇所の下や裏側の状況を確認するのに使います。
最終的にしっかり確認することが大切なので、目視するために持っておきたい物です。
天井裏や閉所での溶接作業の際は、
酸素不足にならないように十分吸排気を行ってください。
エアコン工事に必要な材料や関連部材を探してるなら下のリンクで確認してください。