コアドリル
コアドリルにも貫通部の素材に対応したものが必要なので、このページでご覧ください。
エアコンを取付けるためには、冷媒管を通すための壁貫通が必要です。
マンションなどのコンクリート造りなら、建築段階でエアコン用スリーブが設置されているのが一般的ですが、ALCや木造住宅では貫通が無いことも多く、取付け作業を行う前に壁貫通をしなくてはならないこともあります。
そのときに必要なのがコアドリルですが、現在の建物の外壁はいろんな素材が使われているので、外壁材に合ったコアドリルが必要になります。
また、家庭用ルームエアコンの場合と業務用エアコンでは、貫通穴の大きさも違うし、取付けるエアコンの冷媒管の口径やドレンパイプの太さによって、壁貫通に使うコアドリルのサイズも違うものが必要になるので、同様の用途のコアドリルを数種類持っておく必要があるります。
例えば、モルタル壁用のコアドリルでも家庭用ルームエアコンの場合なら、普通65Φもしくは70Φのコアドリルで貫通しますが、業務用エアコンの場合は80Φ以上の貫通が必要な場合がほとんどなので、これだけでも2種類〜3種類必要となります。
また、外壁の素材ごとに取り揃えると、同じ大きさのコアドリルが最低でも3種類必要ということになります。
さらに、コンクリート造りの建物でエアコン取付け用の壁貫通が無い場合は、コンクリートの貫通作業が必要となるので、コンクリート貫通用の工具と専用のコアドリルが必要になりますが、現在はコンクリート造りの建物での貫通作業は、ほとんど行われることがありません。
コンクリート造りの建物での壁貫通作業は、コンクリートのみならず内部の鉄筋を切断する可能性が多く、構造上の問題で、ほとんど行われていないのです。
どうしても貫通しなければならない場合は十分な事前調査を行い、内部鉄筋を切断しない位置で貫通を行います。
私の場合、コンクリート造りの建物の貫通は、専門業者に依頼するようにしています。
それでも貫通位置の墨だしは、行わなくてはならないので、事前調査は入念に行います。
木造住宅での貫通作業でも筋交いなどの建物強度を保つために重要な構造材に傷をつけないように、細心の注意を払って行うのは言うまでもありません。
コアドリルを使て壁貫通を行う場合は、建物の構造を熟知してることが大切になるのです。
でも木造住宅の場合は、エアコン取付位置と高さの関係から、筋交いなどの構造材が出てくることは、ほとんどないので、多くのエアコン取付業者が貫通作業を行っています。
私も、頻繁に行っているので、エアコン取付工事を行う際にコアドリルは必需品です。
ユニカ(unika) UR21-V075SD セット
木造住宅のモルタル壁の貫通には、これを使ってます。 |
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ユニカ(unika) マルチタイプボディ UR21-M075B
サイディング壁などの貫通には、これです。 |
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ユニカ(unika) ALC用ボディ UR21-A075B
ALC壁の貫通には、これです。 |
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このタイプのコアドリルなら替刃を交換するだけで、いろんな素材の壁の貫通が可能だし、収納も少ないスペースで済むので作業車の中もスッキリ納まります。
替刃だけの購入も可能なので、替刃も紹介しておきます。
先に紹介した65Φと75Φの2種類を紹介しておきますが、最近のエアコンには沢山の機能が追加されて、いろんなダクトやパイプを一緒に通す必要があるので、この2サイズよりも大きな貫通が必要な場合が多く見られるので、そのときには必要なサイズのものを購入するようにしてください。
ユニカ(unika) |
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75Φの替刃は、UR21-V075SD セットの替刃と使うことができます。
最近のエアコンは、多機能になってるので、従来の65Φの貫通では小さいことがあるので、私は75Φを使っています。
ユニカ(unika) UR21-V065SD セット
65Φの振動用コアドリルセットで、 |
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取替用のコアドリルのボディ各種を紹介しましたが、私個人としては65Φのコアドリルより75Φをおすすめしたいですね。
なぜなら、少しでも開口が大きいほうが作業しやすいし、75Φなら仮に配管ダクトを使うにしても、問題になることもないので通常の作業が可能だし、最近のエアコンにはお掃除機能などが付属して、そのためのダクトやパイプも一緒に外部に出す必要が多くなり、どうしても大きめの開口が必要になるからです。
でも最終的には、みなさんの判断ですけどね。
ユニカ(unika) UR21 エアコン工事用セット UR21-VFA065SD
エアコン取付工事に必要なコアドリルのセットです。 |
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エアコン用のコアドリルのセットとして販売されています。
私は使っていませんがこのセットなら、すぐに現場作業に使うことができるでしょう。
以前、乾式ダイヤがセットになったものを紹介していましたが、ハッキリいって損なセットだと思っていました。
なぜなら、実際の現場で乾式ダイヤを使ってコンクリートを貫通するなど、考えられないからです。
ですから、もっと現場に合ったたセットは無いかと探してみて、このセットに辿り着き、「これならすぐに現場で使えるな」 と思い掲載内容を変更しました。
エアコン取付には、絶対必要な冷媒管用の貫通なので、いろんなところで貫通作業をすると思いますが、貫通作業の際はクラッチ付のドリルを使うようにしてください。
作業場所も足場の良いところばかりとは限らないし、無理な体勢で貫通作業を行わなくてはならない事もあるので、もしコアドリルが噛んで振られたりすると転落などの危険もあるし、振られた際に手首を骨折する可能性だって無いとは言い切れないからです。
まあ、しっかりとした足場を確保するのが大前提ですが、そうも言っていられない場合も多いので、使う工具にも安全を考えたものを選ぶようにしましょう。
エアコン工事に必要な材料や関連部材を探してるなら下のリンクで確認してください。