油圧フリーパンチ

電気工事で行う配電盤、」分電盤などの金属ボックスの穴開け加工を行うのに必要な油圧フリーパンチ、通称ノックパンを紹介しています。
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油圧フリーパンチ (ノックパン)

電気工事を仕事として行うなら、是非持っておきたい油圧フリーパンチ (ノックパン)です。

 

このカテゴリで紹介しているように、電気工事ではいろんな孔あけ作業があります。
先に紹介した、バイメタルホルソーや超硬ホルソーを使った孔あけから、エアコン工事や換気扇のダクト工事で行う、モルタル壁やへーベル、RCの貫通工事など、その作業内容も多岐にわたり使用する工具もさまざまです。

 

そんな中でも、ここで紹介する油圧フリーパンチ (ノックパン)は、かなり使用頻度の高い工具の一つです。
ホルソーを使ってのプールボックスな等への孔あけは、切削屑が飛び散ったり切削オイルを使うと油も飛び散るので、作業箇所の養生が大変です。
また、孔をあける配電盤等の塗装を熱で焦がしてしまうことも考えなくてはならず、何より切れ味の悪いホルソーを使うと開口面が汚く、後々の作業がやりにくくなってしまいます。

 

もちろん切れ味の良いものを使えば、焼けの心配をすることもなく開口面もきれいですが、毎回々々新しいものを使うわけにもいかないし、大きな開口を開けるには、ホルソーでは限界があるので、油圧のフリーパンチは必需品だと思います。

 

私の知り合いの電気工事士の間では油圧フリーパンチのことを
ノックパン』と呼んでいます。

 

この呼び名は、私が電気工事を始めたころには、こう呼ばれていたのですが、その呼び名の由来は聞いたことがありません。
しかし、応援で他所の電気工事現場に行っても、『ノックパン』と言えば、油圧フリーパンチだと解ってくれますので、どこの現場でも電気工事士の多くがこう呼んでいます。

 

油圧フリーパンチは、ホルソーのように本体を回転させて孔をあけるのではなく、イメージ的には切り抜くと言ったほうが正しいと思います。

 

使用方法は、

 

 

  1. 対象物に軸を通す下穴をあける。
  2. 油圧フリーパンチに軸をセットし、受け側の刃を取付けて下孔に通す。
  3. 切込み用の刃を軸にねじ込み、対象物に当たるまで締める。
  4. 作業ツマミを作業位置まで回転させ、ハンドルを操作する。
  5. ハンドル操作を、打抜けるまで行う。

これで、きれいに開口できます。
 ※動画は、別売角穴刃を使っています。

 

油圧フリーパンチは、回転して鉄を切るのではないので、切削屑は出ず切断面もきれいなので、ボックスコネクターの取付けやブッシングなどの取付けもスムーズに行えるので、電気工事が効率よく出来ます。

 

何より対象物の塗装をほとんど傷つけることも無いので、作業後のタッチアップなどの無駄な作業を省くことができるので、とても効率的だと思います。
電気工事をするのなら、是非持っておきたい工具だと思います。

私が使っている油圧フリーパンチ(ノックパン)
西田製作所 NCTPF3CPのイメージ画像です。

西田製作所 薄鋼刃物セット NCTPF3CP

 

小型で使いやすく、ヘッドも360度回転するので、作業体勢も無理な姿勢をとらなくてもいいので狭いところでも、きれいに開口することができます。

楽天はこちら西田製作所 薄鋼刃物セット NC-TP-F3-CP

この手の工具では、西田製作所は有名なので、私と同じものを使っている電気工事士も多いと思います。
紹介したのは、油圧フリーパンチの基本セットなので、足りない大きさの刃を別に購入すれば、最大115oまで開口可能です。
私も基本セット以外の刃を別に購入して使っています。

 

詳しい仕様や別売品の確認は、メーカーサイトをご覧ください。
西田製作所 油圧フリーパンチ

 

油圧フリーパンチ(厚鋼セット)
>西田製作所 NC-TP-F3-ACPのイメージ画像です。 楽天はこちら西田製作所 NC-TP-F3-ACP (厚鋼セット)
西田製作所 厚鋼刃物セット NCTPF3ACP

西田製作所の油圧フリーパンチ(厚鋼セット)ですが、最初に薄鋼セットにするか厚鋼セットにするかを決めれば、後は必要に応じて替刃を買い足せば、両方使えるようになるので、両方買う必要はないので、自分の行う電気工事で、よく使うほうを選ぶようにしてください。

 

泉精器製作所(IZUMI)
手動油圧式パンチャ(分離型)
マクセル泉(IZUMI) SH10-1-APのイメージ画像です。 マクセル泉(IZUMI) SH10-1-BPのイメージ画像です。

泉精器(IZUMI)
SH101AP

泉精器(IZUMI)
SH101BP

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泉精器製作所の油圧パンチャも多くの電気工事士が使っているものなので、使い方や特徴もよく分かっていることでしょう。
このタイプの最大の特徴は油圧ポンプとヘッドが分離しているので、一体型の入らないところでもヘッドだけなら入れられることです。
どちらが使いやすいかは個人の感覚なので実際に使う人の判断で決めてください。
余談ですが、泉精器製作所は、maxellと合併して『マクセルイズミ(株)』と社名を変更しましたが、電気工事士の間では、慣れ親しんだ泉精器製作所のほうが馴染んでいるので、私のサイトでは今後も泉精器製作所(IZUMI)として紹介していきたいと思います。

 

ロブテックス(LOBSTAR)
エビパンチャー(分離型)
ロブテックス(LOBSTAR) LP104APのイメージ画像です。 ロブテックス(LOBSTAR) LP104BPのイメージ画像です。

ロブテックス(LOBSTAR)
LP104AP

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LP104BP

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デンサン(DENSAN)
油圧フリーパンチ(一体型)
デンサン(DENSAN) DFP-1951のイメージ画像です。 デンサン(DENSAN) DFP-1654のイメージ画像です。

デンサン(DENSAN)
DFP-1951

デンサン(DENSAN)
DFP-1654

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デンサン(DENSAN)は、電気工事士ならよく知っているメーカーですが、製品的には泉精器の製品が価格的にもおすすめだと個人的には思います。

 

デンサン(DENSAN)の製品は、西田製作所のパクリみたいな製品なのですが、あまりにも高すぎて、おそらく買う人はいないと思うので、言ってみれば、にぎやかし的に掲載したような・・・
(^^;)
まあ、いずれも国内メーカーですから、安心して買い求めることができると言うことで、それなりの評価はできるものばかりなので、後は皆さんの判断に任せます。
このほかに、激安品も出てきますが、セット内容を見ても電気工事に対応できるような感じがしないので、紹介しませんが気になる人は探してください。