電気工事をされている方でも
「ケーブルグリップ」と言われてもピンとこない方がいるかもしれませんが『アミソ』と言われれば、すぐに解る方は多いと思います。
いわば、この『アミソ』は、電気工事業者の使う俗称のようなもので、一般の方が聞いても何のことだかさっぱり解らないでしょう。
入線作業を行うとき口径の違う配管に、太さの違うケーブルを数多く入線しなくてはなりません。
ラインやロープの呼び線にこれらを1本1本括り付ける作業も結構手間のかかる作業で、1本2本ならケーブル被覆を剥いて繋いでもさほど時間は掛かりませんが、これが何十本ということになれば、それだけで大変な時間を要してしまい作業効率も落ちてしまいます。
はっきり言って、これは無駄な作業だと思います。
ここで紹介するケーブルグリップ(アミソ)を使えば、簡単に入線作業に取り掛かることができるのに、こんな便利なものを使わない手はないでしょう。
入線するケーブルにケーブルグリップ(アミソ)を被せて、バインド線などで縛って後はラインやロープに付ければOKなんですから、ケーブル被覆を剥くこともないし、ラインやロープに括り付ける必要もありません。
ケーブルグリップ(アミソ)は、引っ張れば締まる構造になっているので、途中で抜ける心配もほぼ無いし、短い距離だったらバインド線で縛る必要もないくらいです。
ケーブルにこのケーブルグリップ(アミソ)を装着するのは、わずか数秒です。
それに比べて、ケーブル被覆を剥いて、ラインやロープに括り付けるのにどれくらい時間が掛かりるでしょう、
少なくとも5分程度は掛かるのではないでしょうか。
数秒で終わる作業に、無駄な時間を掛けるなんてもったいないと思いませんか。
こんな便利なものが有るんだから、ドンドン活用して余った時間は他の作業をしましょう。
デンサン(DENSAN) ケーブルグリップセット DSGM-925S
マンションなどの通信用ケーブルの入線から、各室の幹線の入線などに利用しています。 |
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足りないものは、別に購入しています。
私は、ケーブルグリップのセットを購入して、後は必要なものを買い足しています。
とは言っても、私が持っているものは、旧製品です。
壊れたりしたら、買い換えようと思っていますが、まだ当分壊れそうにありません。
でも、今度の新製品は、旧製品に比べて、通線作業が楽になっているようです。
デンサンのケーブルグリップを二種類紹介しましたが、いかがでしたか。
参考資料として、デンサンのWebカタログから抜粋したものも掲載しておきましたので、『あみそ』 選びの参考にしていただければと思います。
ケーブルグリップを使うときには、より戻しを取り付けて使うとさらに入線作業が楽になります。
デンサンのあみそとより戻しを紹介しましたが、あみそを使って通線するときにはより戻しを使うとより効率よく通線作業を進めることができます。
より戻しも以前のものに比べて、先端部を鋭角にすることでよりスムーズに通線できるように改良されいますので、あみそと合わせて使ってください。
とはいうものの、すべてのサイズが必要かと言われると、私はそんなに必要ないと考えます。
ほとんどの場合、大・中・小の3種類あれば事足りると考えていますので、私も3種類しか持っていませんので、みなさんにも必要なサイズだけ持つことをお勧めしておきます。
他のサイズが必要なら必要な時に購入すればいい話ですからね。
このページでは、電材店でも簡単に手に入るデンサンのケーブルグリップ(あみそ)を紹介しておきましたが、マーベルからも同等品が販売されていますので、気になる方はサーチボックスで検索するか次のリンクで確認してください。