リーマー
誰でも簡単に切断面をきれいに整形できるリーマーも紹介してあるので、ご覧ください。
エアコン取付工事で冷媒管の切断が終わったところで次にするのが、切断面の整形です。
チューブカッターを紹介した中で、切断時の注意点を解説したように、どんなに注意を払って作業しても多少のバリはでるので、切断面の整形は欠かすことの出来ない作業です。
この整形作業で行うのは、主に切断面の内面のバリ取りと切断面そのものの整形です。
内面の整形は、切断面を滑らかな円錐状になるように行うのが基本で、そのときに出来る切断面のバリ取り作業を行うのが手順です。
接続配管の内面整形に使うのがリーマーです。
使用方法は、切断面に対して直角にリーマー部分を当て、回転させて切断面の整形を行います。
回転させるときは、力のムラがないように均一にするのがコツです。
力にムラがあると切断面に凹凸ができて、ガス漏れの危険が増大するので注意が必要です。
また、必要以上に内面を削ってしまうとフレア加工したときにフレアサイズが小さくなり、フレア部分の破断などの原因ともなりかねないので十分注意してください。
最近、家庭用ルームエアコンは、ほとんど、2分(1/4) 3分(3/8) 4分(1/2)の3サイズなので、私はルームエアコン取付には、この種のリーマーを使わず、もっと簡単、確実にきれいに仕上げられるものがあるので、それを使っています。
さて、切断面の内面形成が終わったところで、最後に行うのが仕上げ用ヤスリを使っての切断面の仕上げです。
と、いっても切断面に出るバリを取るだけなので、軽く切断面を慣らす程度で十分なので、あまりゴシゴシやらないようにしてください。
これらの作業が終わったら配管内のゴミを取り除いて、フレア加工に取掛かってください。
それでは、私が使っている、とっても簡単なリーマーをご紹介しておきましょう。
タスコ(TASCO) |
タスコ(TASCO) |
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私が使っているのとは違いますが、最近知ってこっちのほうがコスパがいいのでこちらを紹介することにしました。
最初はデンサンのくるくるリーマーを使っていて、次々に新しくコスパのいいものが出てくるので、紹介するものも少しづつシフトしていますが、どうせ買うなら同じようなもので、コスパのいいほうがいいに決まってますからね。
これを使いだしてから、バリ取りに時間が掛からなくなったのと成型ミスがなくなって、作業効率が良くなって助かっています。
これなら、慣れていない新人さんでもミスなくできるので、任せられます。
デンサン(DENSAN) |
デンサン(DENSAN) |
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これが以前使っていたデンサンのくるくるリーマーです。
先端部の見た目も使い勝手もほぼ同じで、値段だけが若干高い設定になっているので、同じものなら高いものを買う必要などないので、先に紹介したクランクリーマーを今はおすすめしています。
こうしてデンサンのくるくるリーマーも紹介したのには、実際に値段を比較して判断してもらうためだったので、どちらを使うかの判断は、両方を比較してからでも遅くはありません。
タスコ(TASCO) |
トラスコ(TRUSCO) |
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タスコ(TASCO) |
SK11 |
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仕上げヤスリを紹介しましたが、私はタスコのTA530Yを開業以来使い続けています。
一度買ってしまえば使う時間も短いので、さほど傷むものでもないので永く使うことができます。
最近は、ダイヤモンドやすりを使ってる人も多くなっているようですが、私は使ったことがないので使い勝手がどうなのか分からないので、買うんだったら自己判断で決めてください。
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