アンカー打込み棒付ドリル

電気工事に使うアンカーの打込み作業をもっと楽にしてくれるのがアンカー打込み棒付ドリルです。

アンカー打込み棒付ドリル

電気工事だけでなく、建築現場では打込みアンカーをよく使います。
現在の建物では、天井などは軽天で組まれることが多く、その軽天を吊り下げるのにもアンカーは不可欠ですし、全ネジボルトも数多く用いられます。
そのほか、水道やガスなどの配管でも支持金具の固定に用いたり、家具の固定や重量機器の固定などにも使われています。

 

もちろん電気工事でも照明器具の取り付けや埋込みや天吊エアコンの設置にもアンカーを打込み、全ネジボルトを使って吊り込みますし、自立盤の固定などにアンカーを打込み固定するのにも使います。

 

このように電気工事のみならず、建築の現場ではさまざまな職種の職人さんがアンカーの打込み作業を行い、堅牢で確実な機器設置を行っています。

 

そんな打込みアンカーにも使用する状況に応じて、アンカーの長さや太さを選択して、より確実な施工を心掛けなくてはなりません。

 

電気工事で一般的に用いられるのは、
三分(3/8インチ)のものが多く、三分アンカーも30mmと40mmの長さのものがあり、使用する部位で使い分けます。

サンコーテクノ(SANKO) GT-3030 サンコーテクノ(SANKO) 54-382

サンコーテクノ(SANKO)
ねじ径3/8インチ
GT-3030(30mm)

サンコーテクノ(SANKO)
ねじ径3/8インチ
GT-3040(40mm)

楽天はこちらサンコーテクノ(SANKO) GT-3030 楽天はこちらサンコーテクノ(SANKO) GT-3040

 

電気工事においては、スラブにアンカーを打込むことが多く、30mmのショートタイプアンカーを用いることが多いと思います。

 

その理由は、コンクリート内の配管材を傷つけないためです。

 

ではなぜ30mmアンカーだと配管材を傷つけることが無いのでしょうか?

 

実際にRC造の現場で電気工事を行っている電気工事士さんならご存知だと思いますが、鉄筋を組む時、仮枠に鉄筋が接触しないようにスペーサーを使っています。
このスペーサーの長さが、30mm以上あるので、電気関係の埋設管や設備関連の配管は、その上に配管されるのでハンマードリルでアンカー用の下孔を空けても埋設配管を傷つける心配が無いんです。

 

しかし、いくら30mmのショートタイプアンカーを使ったとしても下孔空け作業で必要以上に深く先端ドリルを入れてしまうとコンクリート内部の埋設配管を傷つけてしまう可能性があるので、下孔空け作業のときはハンマードリルのガイドを使って慎重に行う必要があります。

 

でも・・・
このガイド調整が意外に面倒で、先端ドリルにビニールテープやマジックなどでマーキングしてアンカー用の下孔空け作業を行っている電気工事士さんをよく見かけます。

 

これでは、下孔空け作業の深さにバラつきが出て、正確な下孔空け作業が行えず埋設配管を傷つけてしまう危険が生じてしまいます。

 

埋設配管を傷つけてしまっては、後の入線作業が行えなくなり、結果的に不良箇所が発生してしまうことになってしまい、電気工事が完成しないことになってしまいます。

 

そんな危険を回避するのに私が今使っているのがこれです。

デンサン(DENSAN) 打ち込み棒付ドリル
デンサン(DENSAN)  CUD-3030

デンサン(DENSAN) CUD-3030

 

ショートアンカー用のアンカー打込みドリルです。
下孔深さは30mmガイド付きなので深さのバラつきがなく正確に作業が行えます。

楽天はこちらデンサン(DENSAN) CUD-3030
デンサン(DENSAN)  CUD-H3040C

デンサン(DENSAN) CUD-H3040C

 

こちらは、40mmアンカー用です。
下孔深さが40mmと10mm深くなるほかは、30mmショートアンカー用と同じです。

楽天はこちらデンサン(DENSAN) CUD-H3040C

どちらも、正確な下孔空け作業が行えるので安心ですし、誰が作業しても失敗がありません。
また、センターピン打込みもワンタッチで行えるので作業効率も抜群です。

 

今までだったら、打込み棒を使ってハンマーで叩いてセンターピンを打込むかハンマードリル用の打込み棒に取り替えて打込んでいましたが、この打込み棒付ドリルを使いだしてから作業が楽になりましたし、何より作業効率がよくなったので作業時間の短縮につながっています。
ただ一つ難点を言うと、センターピンの打ち込みの時に出る金属音が少し気になります。
それ以外は、申し分ありません。
打ち込み棒が要らないなら、ドリルだけを購入すれば、下孔空け作業だけを正確に行うこともできますし、少しは購入費用を抑えることもできますよ。

 

アンカー孔あけドリル
ジェフコム(JEFCOM) CUD-H3030D ジェフコム(JEFCOM) CUD-H3040D

ジェフコム(JEFCOM)
CUD-H3030D

ジェフコム(JEFCOM)
CUD-H3040D

楽天はこちらデンサン(DENSAN) CUD-H3030D 楽天はこちらデンサン(DENSAN) CUD-H3040D

下孔用ドリルだけですから、センターピン打ち込み棒が必要になります。
続いてユニカ(unika)の同じようなものを紹介しておきます。

 

ユニカ(unika)クイックホルダービット
ユニカ(unika) UC3030-SDS ユニカ(unika) UC3040-SDS

ユニカ(unika)
UC-3030-SDS

ユニカ(unika)
UC-3040-SDS

楽天はこちらユニカ(unika) UC-3030-UX 楽天はこちらユニカ(unika) UC-3040-UX

続けて下孔用ドリルだけも紹介しておきますので、ご覧ください。

 

ドリルビットのみ
ユニカ(unika) UC-3030-UX ユニカ(unika) UC-3040-UX

ユニカ(unika)
UC-3030-UX

ユニカ(unika)
UC-3040-UX

楽天はこちらユニカ(unika) UC-3030-UX 楽天はこちらユニカ(unika) UC-3040-UX

ユニカ(unika)もデンサン(DENSAN)と同じようにドリルビットだけでも購入できるので、切れ味が悪くなったり、痩せて下孔が細くなってしまったら、取り換えるようにしてください。
また、ドリルビットだけでも作業効率は、格段に良くなりますので、おすすめです。

 

アンカーセンターピン打込み棒
ボッシュ(BOSCH) SDS-AB-30R ユニカ(unika)

ボッシュ(BOSCH)
SDS-AB-30R

ユニカ(unika)
PT-30S

楽天はこちらボッシュ(BOSCH) SDS-AB-30R 楽天はこちらユニカ(unika) PT-30S

打込み棒付きドリルを使うかドリルと打ち込み棒を別々に使うかは、みなさんの考え方ひとつです。
しかし下孔作業の正確さを求めるなら、ドリルだけでも使うことをお勧めしておきたいと思います。
それでも従来通りコンクリートドリルを使って作業したいという方は下のリンクからコンクリートビットをご覧ください。

 

 

お買い得なセット品も紹介しています。
コンクリートビットは消耗品ですから、お得なセットで少しでもコストを削減してください。

 

ロングビットは、こちら

 

 

二重天井の下からなどのコンクリートアンカーの打ち込みには、欠かせないロングビットです。
私が現在最高だと思っているものを紹介していますので、みなさんにも自信をもって、おすすめいたします。