激安レーザー墨だし器
但し、国内メーカー品ではないという事をご理解の上、ご覧ください。
電気工事でも何かと活躍してくれるレーザー墨出し器ですが、購入を考えたときに障害となるのが価格だと思います。
私は、国内メーカー品を購入して、当時の価格でフルセットで20万円以上したと思います。
それでも必要に迫られて購入して、RCの建込み作業や照明器具の取り付け、配管系統の墨出しなど、さまざまな場面で大活躍してくれていますので、そんなに高い買い物だとは思いませんでした。
しかし、最近ネット通販を見てると桁違いに安いものが出回っているようです。
その多くは中華製のようですが、そんなものでも、いいという人にとっては、飛びつきたくなるような価格だと思います。
あまりにも安いので、“ダメもと”で私も試しに買ってみました。
その結果ですが、通常使う分には問題ないレベルだと思いますが問題点もありました。
まず問題なのはレーザー自体が太く細かな墨出しには向かないということです。
さらに、レーザー方向の調整つまみの調整範囲が大きすぎて、微妙な調整が困難だという点が上げられます。
レーザー受講器を使った調整の際、完璧に調整するのは困難で、この辺は、やはり造りが雑です。
国産メーカー品なら簡単に調整できる程度の距離でもこのような結果ですから、繊細な墨出し作業には不向きだと思いますがアバウトな精度でもOKな墨出しなら使える程度のものだと考えてください。
総評として、思ったことは墨出しの計測距離を短くして使用することで何とか使えるかな?という感じです。
それほど精度を求めないのであれば、中華製のレーザーでも・・・です。
ただ、レーザーが狂ったときの校正などに対処してくれるかは大いに疑問で、価格が価格だけに使い捨てになる可能性も多分に考えられます。
仮に、校正を受け付けてくれたとしても、新品を買うより高い校正費用を取られる可能性もあると思います。
また、当初から、水平、垂直が狂っているものも中にはあるようなので、そのあたりは覚悟しておかなくてはならないでしょう。
それでも、この価格を見ると気持ちが揺らぐと思います。
でも、所詮中華製ですからね・・・
使用開始前に、下げ振りを下してレーザーの確認を行ってから使用開始するようにしてください。
到着後すでに狂ってることも考えておかなくては手直しだらけになる可能性もあるので十分注意してください。
FUKUDA |
ONE STEP 5 |
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このグリーンレーザーを見つけたときは、一瞬眼を疑いました。
それほど衝撃的な価格です。
これなら試しに使ってみる人も出てきそうです。
これからは、グリーンレーザーが主流になりますね。
ヴォイス(VOICE) |
ヴォイス(VOICE) |
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VOICEのグリーンレーザーも激安だけど、最初に紹介した二つに比べたら倍以上の価格になっています。
また、Amazonと楽天市場ではセット内容が違うので、セット内容を確かめてから購入を検討してください。
まあ、この価格でも十分安いんですけどね。
山真製鋸(Yamashin) |
山真製鋸(Yamashin) |
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VOICEと山真製鋸のグリーンレーザーを紹介しましたが、時代はグリーンレーザーですね。
この両社とも低価格で知られたメーカーですから、ご存知の方も多いことでしょう。
もちろんレッドレーザーの製品も販売されていますし、レッドレーザーならさらに激安ですから、そちらでもいいという方はお探しください。
とはいうもののほとんどの方はグリーンレーザーを選ばれるでしょうけどね。
セット品に付属してるレーザー三脚でもいいのですが、以前私が実験検証するために買ったFukudaレーザーのセットのものは、ガラつきがあって使い物にならなかったことを考えると、激安グリーンレーザーに付属してるものも心もとないもののように思うので、お勧めのエレベーター三脚を紹介しておきます。
タジマ(tajima) |
シンワ測定(Shinwa) |
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エレベーター三脚を紹介しましたが、屋内使用だったら、左側のタジマ製で十分でしょう。
右のシンワ測定は、屋外使用向きです。
エレベーター三脚を選ぶ時のポイントは、足元の微調整ができるものを選ぶようにしてください。
微調整できないと、ちょっとした傾くの調整に手間取って、なかなか作業に移れませんからね。
安物のエレベーター三脚の多くがこの微調整ができないことが多いので、買ってから後悔することになるので、購入前にしっかり確認してください。
激安グリーンレーザーを紹介しましたが、高価なものに比べて、少しレーザー光が太い気がしますので、これまで細いレーザーを使い慣れてる人にとっては、若干の違和感を感じると思います。
でも初めて購入する人にとっては、問題にならないでしょう。
しかし、測定時の罫書の際は左右どちらを基準にするのか決めておかないと、狂いが生じることになるので注意が必要です。
簡単なレーザー墨だし器の使い方は、こちらをご覧ください。