ボックスセンサー (金属探知機)
ボックスセンサーは金属探知機なので、軽天の天井下地や壁下地を探すのにも使えます。
また、別のものは、ボックスに仕込んだ磁石を感知するものもあります。
電気工事では、コンセントやスイッチその他の機器取付用のボックスを数多く使います。
木造住宅はもちろんRC造などでは4×4ボックスやセーリスボックスなどを用いて、スイッチやコンセントその他の機器の取付用に建込み作業を行います。
以前は、トロフックを取付けて寸切りボルトで引き付けていましたが、最近はスタッドバーを用いて建込み作業を行うのが一般的になっています。
トロフックを用いて4×4ボックスを引き付けるほうがその後の入線作業は楽になりますが、この引付け作業には手間と危険を伴うので、スタッドバーを用いて行うのが一般的となっています。
スタッドバーを用いて4×4ボックスなどを取付ける場合、コンクリートの浸入を防ぐためにガムテープなどで開口部分を塞ぎ、仮枠より少し内側に設置するので、コンクリート打設後4×4ボックスはコンクリート内に埋まってしまうので発見するのに時間が掛かります。
また、何らかの理由で設置位置より深くなっている場合は、その発見が極めて困難になるというデメリットがあります。
しかし、そんな状況となっても使用しなくてはならないボックスですから、その位置を特定して出さなくてはなりません。
そんなときに活躍してくれるのが『ボックスセンサー』です。
名称どおり、簡単に4×4ボックスなどを見つけることができる金属探知機です。
これさえあれば、コンクリートの中に隠れた4×4ボックスも簡単に見つけることができるので、わざわざ手間と危険を冒して引き付け作業を行わなくてもその後の作業に支障をきたす心配もありません。
まあ、建込み作業のときに図面に位置を書き留めておけばいいのですが、そんな余裕がない場合も多いので『ボックスセンサー』は必需品といえる工具の一つだと思います。
私は、この3台を使い分けて日々の電気工事に活かしています。
取付けるボックスの種類で使い分けて効率よく作業を行うことで、電気工事の時間短縮にもなって助かってます。
シンワ測定 |
シンワ測定 |
シンワ測定 |
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ムラテック |
ボッシュ |
ボッシュ |
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最後に紹介した3つは【金属探知機】としましたが、金属だけでなく木材なども探すことができるマルチタイプですので、電気工事だけでなく他の業種の方でも十分活用可能だと思います。
どれを使うにしても、仕事内容と探知対象物をよく考えて選ぶようにしてください。
目的違いのものを選んでしまうと時間ばかり掛かって、満足な結果を得られないことになって、作業できないことにもつながってしまいますので、十分注意してください。
それと、あまり信用しすぎると痛い目に遭うことがあるので、作業前に最終確認を行うようにしてください。
例えばこんなのを使って。
シンワ測定(Shinwa) 下地探し どこ太
下地確認のために細い針を突き刺すための器具です。
下地センサーでおよその位置が分かったら、本当に下地があるのか確実に確認してから作業を進めるために下地センサーと共に持っておくと便利ですよ。