高圧受電で使われるケーブルは、少しのダメージでも重大事故につながりかねない微妙なものですから、その扱いには慎重さが求められますし、ましてや加工には細心の注意が必要なのは、高圧受電工事を行ってる方なら痛いほど分かっていると思います。
例えば、小さなケーブルへのダメージでも、耐圧試験中に不具合が生じて、それまでの工事が水の泡になることだって無いとは言えませんし、実際このようなトラブルは各地の現場で起こっていることなので、みなさんの中でも話題になったことがあるんじゃないでしょうか。
また、端末処理が不適切で電気事故になったという事例も報告されていますので、高圧ケーブルの端末処理を行うには、
高圧ケーブル工事技術検定試験
に合格し、修了証を取得しなくてはなりませんし、資格取得者も5年ごとに講習を受講し、実技試験を受ける必要があるくらい、不良事故が重大な電気事故を引き起こす可能性があるので、たとえ有資格者で有ってもその技術レベルを維持するために定期的に試験を受けるよう定められてるんです。
第一種電気工事士も5年ごとに更新のための講習を受講する必要がありますが、それに加えてこの高圧ケーブル工事に関する試験があるんですから、高圧受電工事を行おうと思うと何かと大変です。
日頃の作業でも慎重さと均一な仕上がりが求められるので、技術的なバラツキがあってはならないのですが、手作業で端末処理を行うとなるとケーブルの被覆を剥がす作業だけでも、技量の違いが如実に現れるものです。
このページで紹介する高圧用ケーブルストリッパーは、誰が行っても均一な仕上がりにできる優れものなので、高圧工事を行うのなら必須工具だと私は思います。
各サイズのものを全て揃えるとなると初期投資は少々掛りますが、後々を考えたら安いものだと私は思っていますし、実際現場での作業時間も短縮されましたし、誰がやっても仕上がりが同じなので、作業員によるバラツキも無く安全に端末処理などをお行うことが出来ていますので、みなさんにも自信を持ってお勧めすることができるものです。
タジマ(tajima) DK-MSDK3SET |
これがタジマツールが販売している高圧ケーブル用ストリッパー【ムキソケD高圧】のセット品でがAmazon、楽天市場共セット品の販売が無くなって、残念です。
ご紹介しているAmazon、楽天市場では、セット販売は、無くなりましたが、単品販売は継続されているので、必要なものを選んで購入されるか、どうしてもセット品が欲しい場合は、取引のある電材店で注文すれば取り寄せてもらえると思いますので、問い合わせてください。
ここまで紹介してきたムキソケD高圧で扱えるのは、6.600V 〔CV単線・CVT・エコケーブル〕です。
6.600V CV単線は、主に高圧ケーブルとして使われているものですが、そのほかのCVTやエコケーブルは屋内や工場内などの幹線ケーブルなどにも使われることもあるものなので、ムキソケD高圧を持っておけば、CVTやエコケーブルの被覆剥きも簡単にできて便利ですよ。
CVやIVなどに使用するほかのムキソケは、こちらをご覧ください。