スイッチボックス開口工具

電気工事の仕上げ前に行うスイッチボックスの開口が僅か10秒でできる開口工具を紹介しています。
これさえあれば、スイッチボックスやコンセントボックスの開口もあっ!という間に終わります。

スイッチボックス開口工具

電気工事の仕上げ前に行うのが、スイッチやコンセントボックスの開口作業ですが、これがけっこう面倒なもので、かつては一つ一つ引廻し鋸を使って手作業で開口していました。
それも一般住宅程度なら、一人でも何とかなりますが、マンションのような集合住宅ともなると、その数も半端な数ではないので、ボックスの開口作業だけで3人も4人もかかってしまうことも珍しくありませんでした。

 

これだけでも、電気工事士の日当だけを考えても数万円の出費です。
それに加えて最近は、マンションも大型化、高層化が進み、一物件での部屋数も多くなり、スイッチボックスやコンセントボックスの開口数も半端な数ではないので、
一般住宅のように、のんびり引廻し鋸で一つずつ開口していたのでは、現場の流れについていくことができません。

 

ですから私は独立前から、未来工業の『小判ホールソー』を使っています。
私が使い始めたころのものは、小判型の開口ではなく、雪だるまのような形でした。

 

今のものは、きれいな小判型に開口できますが、雪だるまのような形では配線器具取付けの際に開口の修正が必要な場合もありました、が一つ一つ手作業で開口することを思えば雲泥の差だったので、私は自分で購入して使っていました。

 

小判ホールソー』 本体だけでは、使い物にならず、探知用マグネットとマグネット探知機が必要になるので、それらを揃えると本体プラス、数万円の出費となりましたが、それだけの価値は十分あると考えていました。

 

私が勤めていた電気工事会社の社長には、その価値がわからなかったようで、自腹購入することになってしまいましたが、会社を退職して独立開業するときには、自分の工具類は全て引き上げましたので、開業時の出費は、思っていたより少なく済みました。
そういえば、退職時に会社の車から私個人の工具を引き上げると、ほとんど何も無くなった事を思い出しました。
考えてみれば、ほとんど自分の工具を使って、会社の仕事をしていたということになります。

 

私の持論は、「人が仕事をするのではなく、工具が仕事をする」 という考えなので、人は便利に使える工具を上手く使うことに集中すればいいと思っています。
人が手作業で、電気工事を行っていた時代は、もう終わっていると思うので、使える工具をフル活用して少しでも早く、確実に、きれいに仕上げることを考えるべきだと思います。
その意味からスイッチボックスの開口工具もフル活用して少しでも効率よく作業できるような環境を整えるべきだと思って、このページを作ってみました。

 

私の使っているものを紹介し、あわせて探知用マグネットやマグネット探知機も紹介しておきます。

私の使っている小判ホールソー

未来工業(MIRAI) FH-SBGSのイメージ画像です

未来工業(MIRAI)小判ホールソー FH-SBGS

 

手持ちの充電ドリルに取付けるだけ。
後は、マグネットで探知した罫書き位置にセンターピンを合わせ、充電ドリルのトリガーを引けば、約10秒で開口終了。

楽天はこちら未来工業(MIRAI) FH-SBGS

私が使っている未来工業の小判ホールソーです。
かつてのものと違って、今は小判型で切り抜けるので、配線器具の取付時に開口の修正を行う必要がないので、それだけでも時間短縮できて作業が進みます。
それに何と言っても開口スピードが速いので、ドンドン配線器具付けが進むんで一日が終わるころには、相当な仕事量をこなすことができてるので、全体の電気工事にも少しは余裕を持てるようになります。

 

以前は、未来工業の『小判ホールソー』のほかに、ジェフコム(JEFCOM)から角穴開口のものも販売されていたのですが、販売終了となり今では見ることもなくなりました。

 

未来工業(MIRAI)
ボックスポイント磁石
未来工業(MIRAI) NBS-1のイメージ画像です 未来工業(MIRAI) NBS-3Bのイメージ画像です

未来工業(MIRAI)
NBS-1

未来工業(MIRAI)
NBS-3B

楽天はこちら未来工業(MIRAI) ポイントアッター 小判穴用 適合:スライドボックス NBS-1_set 楽天はこちら未来工業(MIRAI) ポイントアッター 小判穴用 適合:スライドボックス・鉄製セーリスボックス NBS-3B_set

ボックスを設置するときにポイント磁石を取付けてボックスを取付け、開口作業前に磁石探知機を使って小判ホールソーのセンタードリル位置を罫き、その位置に小判ホールソーをセットして、開口するので、このポイント磁石がとても重要なので、忘れないようにセットする必要があるので、必要な数を用意しておく必要があります。

 

未来工業(MIRAI)
磁石探知機
未来工業(MIRAI) BUT-SPNのイメージ画像です 未来工業(MIRAI) BUT-EG3のイメージ画像です

未来工業(MIRAI)
BUT-SP

未来工業(MIRAI)
BUT-EG3

楽天はこちら未来工業(MIRAI) BUT-SP 楽天はこちら未来工業(MIRAI) BUT-EG3

磁石探知機も簡易のものから、高額だけど正確なものの2種類紹介しておきましたが、どちらがいいかは議論の余地もないのですが、それでも簡易的なものを使ってる人は、多いですね。
私も一度使わせてもらったことがありますが、正確に中心点を探すのはなかなか難しく、およその位置を出すのが精いっぱいといった感想でした。
だから私は、正確な探知が可能な高額なものを使っています。
簡易的なもので時間をかけて、不正確な位置しか出せないより、簡単に正確な位置が出せたほうが仕事も楽だし、楽しくできますからね。
(o^―^o)ニコ