テープフッカーの作り方
もし電気工事に使うテープフッカーを自作してみようと思っている方は、参考にしてみてください。
電気工事では、今も昔も数多くのビニールテープや自己融着テープなど、さまざまな絶縁テープを使用します。
公共工事などでの圧着作業を行うときには、各ケーブルの線色に応じて、色分けしなくてはならないし、外部のプールボックスなどでの圧着作業などでは、自己融着テープなども使用しなくてはなりません。
みなさんも日々の電気工事の中で、数多くのテープ類を使用されていると思いますが、それらを腰袋に入れると、ほかのものが取り辛くなって作業効率も落ちるし、もし足場上などの高所から落下させ、直下で作業している人や通行人などを直撃すると高さによっては、ビニールテープ一つだって凶器となる場合もあるので、そんなことが無いように、いろいろなテープフッカーやテープホルダーを使われていると思います。
しかし、市販のテープフッカーの多くは、テープが足場などに引っかかると、簡単に切れてしまったりして、かえって危険な場合もあるので、私は現場作業が少し空いたときにテープフッカーを自作して使っています。
作り方も簡単ですが、市販品のように簡単に切れたりすることもないので、テープを落下させることも無くなって安全ですから、私は気に入って使っています。
それに自作ですから、吊り下げ部分の長さも自分が使いやすいように調整できるので、まさにオリジナル! 自分だけの自分専用のテープフッカーですから、使い勝手は、抜群です。
もしみなさんの中で、テープフッカーを自作してみようと思っている方がいらっしゃったら、作り方を掲載しておきますので、参考にしてください。
1.テープ保持棒 2.二重リング×2 3.チェーン(250〜300mm程度) |
用意するものは、上の3点です。
私の場合、テープ保持棒は、腰袋に付いていたものを使用していますが、
もし無かったら、ホームセンターなどでもあると思いますし、
使えなくなった、ドライバービットなどを加工してもできます。
手順 1 テープ保持棒に二重リングを取り付ける。 |
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手順 2 チェーンの端にもう一つの二重リングを取り付ける。 |
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手順 3 二重リングを取り付けたチェーンをベルトに付ける。 |
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手順 4 テープ保持棒に取り付けた二重リングを チェーンの端に取り付ける。 |
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完成 |
どうでしょう。
材料費もほとんど掛けずに、丈夫で使い易いオリジナルのテープフッカーが出来上がりました。
材料さえ揃っていれば、製作時間は数分なので、仕事の合間の休憩時間でも簡単に作ることができるので、テープフッカーの自作を考えている方は、ぜひ作ってみてください。
つまらない情報ですが、
自分で作れるものは、自作するのも経費削減につながると思うので、また何かあったら紹介させていただきます。
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