銅管カッター
銅管カッターという呼び名は、電気工事士仲間で使っているもので、販売サイトでは、チューブカッターと表記されています。
エアコン取付工事では、フレア加工や真空作業といった重要な作業がありますが、その作業を行うには最初に冷媒管を切断しなくてはなりません。
そのときに必要なのが通称:銅管カッターで、この呼び名は私の周りの電気工事士仲間で呼ばれているもので、販売サイトやカタログでの表記は、「チューブカッター」となっています。
エアコンの取付を行う現場の状況に応じて、必要な長さに接続冷媒管を切断するものですが、この切断の際にも注意しなくてはならないことがあります。
冷媒管を切断するためには、室内機リードパイプとの接続部分から室外機接続口までの長さを測り、使用する配管材を伸ばして必要分を罫書いて、銅管カッターで切断します。
また、貫通孔を通して室内機側に冷媒管を取り込み、先に室内機側の接続を済ませて、室外機側に戻すという方法もあります。
こんなことは既に知っていると思うけど、中には配管材が巻かれた状態で切断をする人がいるようですが、これでは正確な切断が出来ず切断面が斜めになってしまい、
その後の、フレア加工を正確に行うことが出来なくなり、フレア不良の原因となり冷媒ガス漏れの一因となる可能性が高いので、冷媒管を切断のときは切断部分を極力真直ぐになるように伸ばしてから切断してください。
また、銅管カッターの刃の切れが悪い場合は、冷媒管の切断面が潰れて内側に変形してしまい、フレア加工を行った際にフレア内に溝状の傷が入り、これまた冷媒ガス漏れの一因となる可能性が高まり尚且つ、変形部分の銅管が剥離して機械内に進入して機械不良の原因となることも考えられます。
このようなことが無いようにするには、銅管カッターの切れ味が悪くなったら新しいものと取替える以外に対処法はないので、予備の銅管カッターの替刃を持っておくことが大切だと私は思います。
銅管切断という簡単な作業にもそれなりのルールがあり、それを守ることでエアコン設置後のトラブルを軽減することが出来るので、基本的な手順を守ってそれぞれの作業を行うことが、とても大切だということを肝に銘じておいてください。
まあエアコン取付工事だけでなくどの作業にも共通することなので、誰しも実践していることだとは思いますが。
銅管カッターにも小さなものから大きなものまでいろんなものがあるので、取扱う機器に接続される冷媒管の太さを考えて選ぶようにしてください。
BBK オートマチック ミニチューブカッター TC-220S
カット位置にセットして後は、くるくる廻すだけで、銅管がカットできるので簡単です。 |
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BBK オートマチック チューブカッター TC-320S
5分、6分などの大口径銅管の切断には、これです。 |
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タスコ(TASCO) |
タスコ(TASCO) |
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タスコのスマートチューブカッターを紹介しましたが、見た目は私が使っているのと酷似してますが、全くの別物です。
私も前はタスコの別のチューブカッターを使っていたのですが、ミニではなく普通のサイズを使っていたので、狭いところでは使いづらかったので、使いやすいミニチューブカッターを探していて、BBKのオートマチックミニカッターを見つけて買い替えたのをきっかけに、普通サイズも買い替えました。
だからどうしたということはないのですが、買い替えたいきさつが分れば、少しは参考になるかと思っただけです。
ロブテックス(LOBSTAR) |
タスコ(TASCO) |
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ロブテックスとタスコのチューブカッターですが、これまでにも有ったものなので、別段変わったところもありません。
ただ、ロブテックスの謳い文句は、『バリの出にくいチューブカッター』だそうで、普通のものと違って刃の形状が若干違うのがその秘密なのかもしれません。
しかし、使ったことが無いので、その効果のほどは検証できていないので、サイトレビューを参考にしてください。
タスコ(TASCO) |
スーパー(Super tool) |
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銅管カッター(チューブカッター)を紹介しましたが、ここで紹介したのはエアコン取付に使えそうなものだけなので、探せば電線管を切断できるようなものやステンレス管用などたくさん出てきます。
だからと言って、すべてエアコン工事に使えるかというとそうでもないので、用途をしっかり確認しないとつまらない買い物をする羽目になるので注意してください。
エアコン工事に必要な材料や関連部材を探してるなら下のリンクで確認してください。