三相検相器

三相三線式の機器への接続時の回転相の確認を行うときに使う険相器を紹介しています。

三相険相器

電気工事には、一般的な照明器具やそのほかの電気機器を使うための単相電力と機械などを動かすための三相電力があることは、電気工事士なら知っていることで、単相電力は、照明器具、テレビ、洗濯機、冷蔵庫等々、一般家庭で使われる電気機器に供給するものですが、三相電力は多くが工場などの大型機械を使うような建物に供給されるものです。
また、店舗などではエアコンや冷凍機などにも供給されています。

 

単相電力の場合、供給される電圧は110Vまたは210Vです。
その電気を2線で各機器に供給することで、いろんな電気機器を使うことができます。

 

一方、三相電力は機械等に3線で供給されます。
三相電力を使う理由として、まず契約電力料金が安いということがありますが、最大の理由はその作業能力にあります。
簡単に言ってしまえば、2本のケーブルで供給するよりも3線で供給するほうが効率よく電気を使うことができ、電気を供給される機械の能力を最大限発揮することができるからです。

 

それも、三線が正しく機械に接続されている場合の話で、正しく接続されていなければ、その能力を発揮させることができないばかりか、時には機械の故障原因ともなりかねません。
言わば、諸刃の剣のような側面も持ち合わせているので、電気工事を行って機械が設置されて接続作業をするときは、正しく接続できているか確認する必要があります。

 

電気工事を行い幹線ケーブル接続時に、普通に接続しておけば機械側にもそのまま接続すれば、正しく接続されるはずですが、稀に電力会社からの供給段階で逆相になっている場合や機械内部の接続が逆相になっている場合などもあるので、電気工事を請け負ったものとして、その機械端子までの電力供給に責任があるので、そこまでは正しく接続されているか確認する義務があります。
そのために使用するのが、三相検相器になります。

 

検相器を供給電源の端子に取付けるだけで、正相なのか逆相なのかをランプなどで確認することができるので、仮に接続が間違っていたとしても、この時点で変更することができるので、主幹以降の一次側接続はすべて正相となり、機械側の接続も普通に繋げば正相となりますが、最後の機械側接続完了後に機会を作動させ、正相、逆相の確認を忘れないようにしてください。

私が使っている険相器

日置電機(HIOKI) PD3129-10のイメージ画像です。

日置電機(HIOKI) 検相器 ワイドタイプ PD3129-10

 

非接触型で安全に険相することができ、正相、逆相、欠相の確認が簡単にできます。

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非接触型なので、直接電源部に触れることが無いので、安全に確認することができます。
クリップ部分もワイドタイプなので、少し太めのケーブルでもクランプすることができるので、容易に接続相の確認ができるので、実用性を考えて私はこれを使っています。

 

日置電機(HIOKI)
三相険相器
日置電機(HIOKI) PD3129のイメージ画像です。 日置電機(HIOKI) PD3259-50のイメージ画像です。

日置電機(HIOKI)
PD3129

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共立電気計器(KYORITSU)
三相検相器
共立電気計器(KYORITSU) 8035のイメージ画像です。 共立電気計器(KYORITSU) 8033のイメージ画像です。

共立電気計器(KYORITSU)
8035

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三和電気計器(sanwa)
三相険相器
三和電気計器(sanwa) KS-1のイメージ画像です。 三和電気計器(sanwa) KS3のイメージ画像です。

三和電気計器
KS-1

三和電気計器
KS3

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工場などの電気工事を行い、機械接続の時には必要だし、店舗などのエアコン設置工事でも必要なので、電気工事をするのなら持っておくべきものです。

 

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