電気工事で結線は、避けては通れない大事な作業です。
いくら配線が整然と、きれいで完璧でも最後の結線で間違っては、台無しです。
なのでこのサイトでも、Wago(ワゴ)コネクタを紹介しましたが、Wago(ワゴ)コネクタとともにリングスリーブを用いた結線も多く行う作業なので、
実践 電気工事のサイトでもリングスリーブ結線に使うハンドプレスの使い方などを
解説していますが、最後の絶縁処理には、ビニールテープを使うと紹介しています。
しかしビニールテープ一つ巻くにも、慣れが必要ですし最初はなかなか上手く巻けないもので、絶縁処理に時間が掛かる上、絶縁不良などのリスクも伴います。
そこで、私のところではリングスリーブの絶縁処理には、『トーメーキャップ』を使うようにしています。
『トーメーキャップ』を使えば、結線部分のリングスリーブに被せるだけで簡単に尚且つ完璧な絶縁が得られるので、時間短縮にもつながるし、絶縁不良のリスクもなくなり、安心して施工することができるので、新人さんでもベテランの職人と同じレベルの電気工事が可能になるので助かっています。
ただ、注意しなくてはならない点もあり、リングスリーブに被せるとき、必ずリングスリーブのフレア部分まで、キッチリと差込むことが大切で、差込が甘いと、トーメーキャップが抜け落ちて、絶縁不良や場合によっては短絡の危険があるので、この注意点だけしっかり守れば便利なものだし、名前のどおりトーメーキャップは透明で、結線部分の確認も容易にできるので、仮に何らかのトラブルがあったときでも確認が簡単にできて改修作業のときも、トーメーキャップを外すだけで、すぐに改修できるので、作業の時間短縮にもつながります。
しかし以前、私が大手建築会社 T工務店の現場で使おうとすると、現場監督からが掛かったことがありました。
なぜが掛かったのか確認すると監督が『トーメーキャップ』の存在を知らず、その安全性に疑問があるとのことでした。
それから、メーカーの資料などを集めて、安全性を証明し、納得させるのに数日を要してしまい、その間は従来どおりのビニールテープ絶縁処理を行いました。
当時のT工務店では、差込コネクタの使用すら認められていない時代遅れな状況で、すでに広く電気工事の中で使われていて、安全性に何ら問題はなかったのだが、それでも使用を認めず従来のリングスリーブによる圧着結線のみ認められていたのです。
大手ゼネコンと言っても所詮こんなもんです。
自分たちが納得しないものは全て否定する、了見の狭い人間の集まりだということが、如実に現れた一件だと今でも記憶しています。
今では何の問題もなく使われていますけ。
安全が確保されて作業効率を上げられるものだったら、私は積極的に導入するほうがいいと思っています。
それでは、リングスリーブとトーメーキャップをご覧ください。
ニチフ(NITIFU) |
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カワグチ(Kawaguchi) |
カワグチ |
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リングスリーブ E とトーメーキャップを紹介しましたが、リングスリーブは電気工事の現場で使われているので、何も書き加えることはありません。
ただ一つ書き加えるとすれば、紹介したもののほかに、鼓型のものがあるということぐらいでしょう。
しかし、これも知っている人のほうが多いと思うので、画像だけ紹介しておきます。
トーメーキャップに関しても、改めて説明することも無いと思いますが、ただ、リングスリーブが、大、中、小の3種類あるのにトーメーキャップは大と小の2種類しかありません。
これは、大でリングスリーブ大と中を兼用するからです。
リングスリーブ用ハンドプレスは、こちらで確認してください。