電気工事で行うRC造の建物の埋設配管作業には、八角ボックスの固定やエンドカバー、ころがしエンド等々の固定に沢山の丸釘を使います。
通常、釘を打込むときに使うのは電工ハンマーですがスラブ上では、ハンマーでは打込めないときも多くあります。
実際の現場で電気工事をされている方なら、解ると思いますが鉄筋にハンマーがあたって打込めなかったり、梁の底に仮枠カップリングやブッシングなどを固定するときなど、手が届かないこともよくある話です。
そんな時どうしますか。
何か物を使って釘を打込んでいると思いますが、なかなかうまくいかないのではないでしょうか。
スラブ配管作業では、いろいろなところに八角ボックスやエンドカバーなどさまざまな部材を固定して、配管材を繋いで電路を形成していきますが、この部材固定に時間が掛かってしまっては、その後の作業が遅れてしまい残業なんて事にも・・・
そんな時には、『ラクウチハンマー』がおすすめです。
狭いところでも簡単に釘が打てるので時間のロスもないし、使い方も簡単なので誰でも使えて便利な工具です。
私も昔は、八角ボックスを固定するのに、アンカーのセンターピンを打込む工具を改造して使っていましたが、鉄筋の間や本当に狭いところでは打込むのに苦労していました。
でも『ラクウチハンマー』を使い始めてから、ほとんど苦労することがなくなりました。
私が使っているのを見て設備屋が興味を持って、貸してあげたことがあるんですが、
「とっても使いやすい」と大好評で、メーカーなどを聞かれたことがあります。
しばらくすると、設備屋も私と同じものを持っていました。
『ラクウチハンマー』は、電気工事だけでなく、設備屋や他の業種の人にもおすすめの工具です。
私は、この3種類を使い分けてます。
まあ、この3種類を持ってれば、スラブ配管における部材固定には苦労しません。
未来工業(MIRAI) |
未来工業(MIRAI) |
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未来工業のラクウチハンマーの中でも最長と最短のものです。
最長のほうは、梁の底に釘を打つときなどに便利だし、短いほうは、ボックス固定やエンドカバーの固定に使うと便利です。
と書いたものの、私は使ったことが無いし、長いのを使ってるのは、かなり前に仮枠屋が使ってたのを見たくらいなので、電気工事ではあまり出番がないように思うので私は使っていません。
未来工業(MIRAI) |
フジ鋼業(Fuji Kogyo) |
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この二つも使ったことがありますが感想を言うと、まず未来工業のほうから、手をカバーするようにツバが張り出してるのはいいけど、腰袋に入れたとき場所をとるので、ほかのものを取り出しにくくなるデメリットがあります。
フジ鋼業のほうは、筒部分が真鍮なので、少し誤った使い方をしただけで、先端部が変形してしまいます。
しかし、少し変形しても使えなくなるというほどひどいものではないので、無理すれば使い続けることは可能です。
また、スリムな形状なので、腰袋の小さなサイドポケットにも収まるので、携帯性は優れています。
まあどれもこれも一長一短あるけど、便利であることは間違いないので、必要なものを使ってください。