電気工事だけでなく建築現場では、高所作業はつきもので、まず一番に思いつくのは、足場などを組み立てている「とび職」です。
建築が進むにつれ、何もない外壁部分に作業用の足場を組む作業は危険を伴うので、ランヤードを使用することは、とても重要です。
しかし、フルハーネス安全帯着用義務化に伴い、とび職でも一本吊りのランヤードの使用は無くなりました。
電気工事にも外部足場での作業があるので、落下の危険は伴います。
特に、工期に迫られてくると気が焦り、ランヤードの使用が疎かになりがちですが、そんなときこそランヤードの使用を徹底しなくちゃいけません。
万一、足場を踏み外して落下すれば命の危機なので、家で待っている家族が悲しむことになるので、ランヤードの使用を徹底して、家に帰って家族に笑顔を見せられるように心掛けるのは、何より大切なことだと思います。
あなたは、何のために仕事をしてるのですか?
奥さんや子供、家族のために仕事をしてるんじゃないんですか?
そんな家族を悲しませないためにも、何をさておいても安全が最優先です。
まあ、建築会社から言わせれば、
「工期が最優先! 安全は二の次」というのは、今も変わっていません・・・。
なので、自分の身は自分で守る意識が大切だと思います。
といっても、ここで紹介するランヤードを今は、高所作業で使うことは、認められていないので、あまり参考にならないかもしれませんが、現場の進行状況を確認するだけのようなときに必要だと思うので、その時のためにご覧ください。
タジマ(tajima) |
タジマ(tajima) |
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藤井電工(TSUYORON) |
藤井電工(TSUYORON) |
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柱上作業では、柱上安全帯は不可欠なので、私はこれを使っています。
マーベル(MARVEL) 胴綱 MAT-527
柱上作業では、胴綱に命を預けるのだから、綱自体の堅牢性と取扱いやすさが重要です。 |
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これまで柱上安全帯(U字吊り専用)とされていたものが、フルハーネス安全帯装着完全義務化に伴い、
名称を『ワークポジショニング用ロープ』に改められ、単独でランヤードとして使うことができなくなり、ほかの墜落防止用具の使用が求められるようになるので、メーカーも生産を縮小し、多くは撤退するようです。
しかし、柱上での作業には、欠かすことのできないものだと思うので、私はこれからも使い続けます。