電気工事では、配線や入線を行い、スイッチ結線などを行うのは当たり前ですが、それと同時に分電盤や配電盤でのブレーカーへの端子接続も重要な作業です。
建物全体への電気供給するための幹線ケーブル配線が行われ、住宅用の分電盤であれ、工場や商業施設といった大きな建物でも、その供給方式に違いはありますが、送電線から建物への電気供給のためには、幹線ケーブルは欠かすことのできない大切な設備です。
一般的な低圧受電であれば、第一支持点までは電力会社が工事をしてくれますが建物内に関しては、電気工事士の責任分担範囲なので、受電した電気を安全に建物全体に供給する義務があるので、分電盤や配電盤への幹線ケーブル接続に関しても、規格どおりの電気工事を行い、確実に接続作業を完了しなくてはなりません。
堅苦しく書きましたが電気工事士としては、至極当たり前の話で、当然使用材料や工具に関しても規格どおりのものを使用しなくてはならないし、工事方法も電気工事士法などの関連法令に則った工事方法でなくてはなりません。
電気工事における幹線ケーブルの接続作業は、裸端子を使用するのが一般的で、ブレーカーや端子台などへの幹線ケーブル接続の場合、多くが端子ネジでの締め付けによる接続方法なので、その端子ネジの大きさや許容電流値に見合った裸端子を選択して、幹線ケーブルを加工し、端子に接続します。
接続方法は、下記のリンクで確認してください。
幹線ケーブルは、建物全体の電気が流れるものなので、電流量も多く確実な接続を行わないと、接触不良による重大事故につながり大変危険です。
以前、改修工事を行った建物で、ブレーカー端子ネジの締め忘れによるスパークで、端子台が焼損しているものを見たことがありますが、これは初歩的な確認不足によるもので、あってはならないことです。
建物へ電気を安全に供給するためにも、幹線ケーブルの接続作業は慎重に行ってください。
マーベル(MARVEL) |
マーベル(MARVEL) |
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マーベル(MARVEL) |
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マーベル裸端子用圧着ペンチですが、電気工事の現場で必要なものとしては、あまり小さなものは必要ないでしょう。
とはいうものの電気工事の中で、小さな端子を使ってのつなぎ込みが全く無いわけでもないので、せめて1.25sqくらいまで圧着できるようにしておくべきだと思うので、小さなものも一丁持っておくべきでしょう。
なので、小さなものまで紹介しておいたので、必要なものを選んでください。
ロブテックス(LOBSTAR) |
ロブテックス(LOBSTAR) |
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ロブテックスの手動式圧着工具は、私も持っていますが、最近あまり使わなくなりました。
その最大の要因は、充電式のマルチ圧着工具を買ったからです。
ほとんど充電式のマルチ圧着工具で圧着するので、手動油圧圧着工具の出番が極端に減ってしまい、150sq対応のほうは、倉庫の隅でホコリを被ってるような状態なので、そろそろオークションにでも出品しようかと考えているところです。
まだ60sq対応のほうは車の中にあるので、時々取出して使っているので、こちらは残そうかと考えています。
まあ、工具も時代と共に少しずつ進化するものなので、時代の流れに乗り遅れないように、更新していかないといけません。
泉精器(IZUMI) |
泉精器(IZUMI) |
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泉精器製作所はmaxellと合併して社名が変更になったけど、作ってる工具は今まで通りなのでここでも『泉精器製作所(IZUMI)』として紹介しておきます。
手動油圧圧着工具は、どのメーカー品もほぼ同じものなので、使い方など紹介する必要もないでしょう。
デンサン(DENSAN) |
デンサン(DENSAN) |
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手動式油圧圧着工具を紹介しましたが、途中でも書いたように最近は充電マルチ圧着工具が普及してきて、あまり見かけなくなっていますが、まだまだ必要な工具なので、必要に応じて揃えるといいでしょう。
私の場合、電材卸会社の展示会でほかのものと抱き合わせで安く買った記憶があるので、もし欲しい工具が有ったら、展示会で値段交渉するのも一つの手です。
メーカーの担当者が、後ろを向いて電卓をたたいてる光景を見るのも楽しいものですよ。
(*≧ω≦* )デへ
泉精器(IZUMI) |
カクタス(CACTUS) |
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私はカクタスのEV-250DLを使っています。
カクタスの充電マルチ圧着工具に決めたのは、性能もさることながら、やっぱりかっこよかったというのも大きな要因です。
少しでも、現場を楽しいものにするために、自分が気に入った工具を使うのもいいんじゃないかと思っています。
マルチ圧着工具の各種アタッチメントの紹介や主要3社のマルチ圧着工具の性能比較などは、下記のリンクから見てください。