電気工事で使うニッパーにもいろいろなものがあります。
VVFケーブルの切断に使用するニッパーから、細いケーブルを切断する斜めニッパーなどその形もさまざまで使い方もいろいろですが、主に電気工事で用いるのは、ケーブルの切断作業ということになるでしょう。
VVFケーブルやそのほかの比較的細いケーブルをニッパーで切断する電気工事士さんもいます。
また木造住宅では構造材に打込んだステップルの撤去の際にもニッパーを使用することが多いと思います。
ですから、電気工事士にとってニッパーは、必需品というべき工具の一つです。
私は、一般の電気工事の時には、刃の強い強力ニッパーを使用し、木造住宅での配線工事の際には、斜めニッパーを使っています。が、最近は木造住宅の電気工事をほとんどしていないので、斜めニッパーは車の工具箱の中で眠っています。
一般の電気工事の場合、ケーブルを切断することが多く、木造住宅ではステップルを外すのにも使っています。
普通の強力ニッパーだとステップルを外すのに時間が掛かりますが、斜めニッパーならテコの原理で簡単に外すことができ、作業効率がUPするからです。
また薄刃ニッパーを使ってる人も多いと思いますが、少し無理をするとすぐに刃こぼれして使いものにならなくなってしまうので、私は使っていません。
ただ、インシュロックの余分な部分を切断したりするのには便利でしょう。
これも、斜めニッパーがあれば根元で切断できるので何の問題もありませんけどね。
まあ、これも人それぞれですから好きなものを選べばいいんですけどね。
メリー(MERRY) 強力ニッパー 205-200
強力ニッパーの中でも一番大きなサイズで、 |
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フジ矢(FUJIYA) 斜ニッパ 150mm
フジ矢の斜めニッパーは、手に馴染み使いやすいのが特徴です。 |
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私が使い分けてるニッパーがこの二つですが、最近斜めニッパーの出番がほとんどないので、腰袋に入れておくのをやめました。
なので今は、強力ニッパーオンリーになっています。
フジ矢(FUJIYA) |
フジ矢(FUJIYA) |
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フジ矢(FUJIYA) |
フジ矢(FUJIYA) |
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フジ矢の工具も電気工事士の中では有名ですから、その良さは皆さんご存知だと思いますので、私から付け加えることはありません。
クニペックス(KNIPEX) |
クニペックス(KNIPEX) |
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いくつか実用的なニッパーを紹介しましたが、紹介したものは価格面と実用性を考えたものですので、どれを選ぶかは皆さんの判断です。
なおこのほかにもクラインやそのほかのメーカーからも似たようなニッパーが販売されていますので、気になる人はサーチボックスを利用して探してください。
ここから先は、薄刃ニッパーを紹介しておきますので必要な方はご覧ください。
ジェフコム(JEFCOM) |
デンサン(DENSAN) |
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ケイバ (KEIBA) |
ケイバ (KEIBA) |
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薄刃ニッパーの紹介でした。
私は使うことがないので、使用感をお伝えすることはできませんが、使ってる電気工事士さんの話を総合すると、総じて刃が脆いという言葉をよく耳にしますし、レビューの中にも同じような内容のものを見かけるので、多くの方が同じような感想をお持ちのようです。
ホーザン(HOZAN) |
フジ矢(FUJIYA) |
ケイバ (KEIBA) |
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ニッパーに関しては、電気工事士の中でも使うものがそれぞれ違いますので、どれがいいとは言えませんので、みなさんが使って使いやすいものを選んでください。
最後に斜めニッパーも紹介しておきましたが、私のように腰袋に忍ばせておくのもいいですし、別に無理して持ち歩く必要はないと思いますので、使うか使わないかは、ご自身でご判断ください。
ちなみに斜めニッパーをよく使ってるのを見かけるのは弱電屋さんですかね。