熱中症対策
このページでは、熱中症対策に使えるものを紹介していますので、お役立てください。
電気工事だけでなく、建築現場、工場内、いろんな屋外での夏場の作業は、どんな職種の人にとっても過酷なもので、最近では最高気温が35℃を超えることも珍しくなく、年々暑さが厳しくなっているように感じます。
そんな中、毎年のように熱中症で多くの人が亡くなっていることを考えても熱中症対策は、大切なことだと考えるべきです。
暑い時期だから、仕事をしないというわけにもいかないので、それぞれに熱中症対策をしていると思いますが、自分だけではどうにもならない時もあります。
私も昨年の夏に、作業中に軽い熱中症になった経験があります。
食品工場での電気工事で、ケーブルラックを吊り、ケーブル敷設作業を行っている時に、急に目の前が暗くなり、それと共にめまいがして、立てなくなってしまいました。
工場内は、午前中作業が行われ、室内はエアコンも止まり、湿度が異常に高い状態だったことが、熱中症になった一因だと考えられますが、前日に見積りを夜遅くまで行って、少々寝不足気味だったのもよくなかったのだと今考えれば思います。
体調管理も熱中症対策には大切だということを痛切に感じました。
しかし、いくら体調管理が万全でも、作業環境が悪ければ、どんなに健康な人でも熱中症になる可能性はあるので、暑い中で作業を行っていて、外に出て少しの風にあたるだけでも涼しく感じると思いますが、せめて休憩中くらいは、涼しく過ごすことが大切だと思います。
作業現場や休憩所では、扇風機やスポットクーラーなどを活用するのも、とても有効だと思います。
最近は、建築現場にスポットクーラーを設置しているところもありますが、多くの現場は、そんな対策がとられていないのが現状なので、、自ら熱中症対策として用意することも大切だと私は思います。
軽いとはいえ自ら熱中症になったことで現場作業用に扇風機を購入しました。
少しの風を送るだけでも体感温度は下がるし、熱中症対策としては、かなり有効だと思います。
みなさんも、私のように熱中症で倒れる前に、万全の対策を施して少しでも快適に電気工事をしてください。
マキタ(makita) 充電式産業扇 CF301DZ
AC100V、バッテリーどちらでも使えるので、電源が無いところでも涼しく作業ができます。 |
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熱中症で倒れたのをきっかけに購入したものですが、電気室での作業や密閉された空間での作業の時には、最高です。
(o^―^o)ニコ
産業用の扇風機なので風量もかなりあり、首振り機能があるのもうれしいところです。
バッテリーでも稼動するので、屋外での休憩のときでも簡単に持ち運びできるので、涼しく休憩することができてその後の作業もはかどります。
※バッテリーだけでの連続使用には、予備バッテリーを用意することをおすすめします。
マキタ(makita) |
マキタ(makita) |
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マキタ(makita) |
マキタ(makita) |
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マキタ(makita) 充電式ファン CF203DZ
一箇所で作業するのに、ちょうどいい大きさです。 |
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ナカトミ(NAKATOMI) ミニスポットエアコン SAC-1800N
真夏の作業では、体に熱がこもってしまいます。 |
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スポットクーラーがあると真夏の作業には、ありがたいものですが、本体もかなり大きくて現場への持込も大変だし、要らないときには収納スペースもかなりとるので、買うのもいいけど必要なときだけレンタルするほうが経済的だし、保管のことも気にしなくてもいいので、私はレンタルすることをおすすめします。
空調服 フルハーネス仕様 KU90470G
服の中に風を送り込み、気化熱を利用して体の熱を下げてくれます。 |
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空調服は今や夏の現場作業の定番となっていて、建築現場で働くものとしては、フルハーネス安全帯の着用が義務付けられているので、それに対応できるものが必要なので、探してきました。
これなら、フルハーネス安全帯を使えるので、問題なく涼しい環境で作業を続けることができるし、フルハーネス安全帯を使わない時でも普通に使えるのでいいと思います。
トーヨーセフティー 送風機内蔵ヘルメット NO.395F-S
ヘルメット内に送風機で風を送り込み、頭部の熱上昇を抑える効果があり、夏場には打って付けかと。 |
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送風機付きヘルメットですが、電気作業用のヘルメットじゃないので送電中の建物内や電気室などでは使えません。
新築現場のように送電されてない環境でなら、問題ないので少しでも涼しく快適に作業したい思うならいいかもしれません。。
熱中症対策は自身を守ることなので、万全の対策をしておきたいものです。
それでも熱中症になった場合は、風通しの良い日陰に移動させ、脇の下、首、股など動脈のある部分を冷やします。
※このとき、水をかけるのは、ショックが大きいのでしてはいけません。
アイスノンや氷枕などを用意してください。
アイスノンや氷枕などが無いときは、缶ジュースなどの冷えた飲料で応急処置をしましょう。
その後、スポーツドリンクなどを何回かに分けて少しずつ飲ませ、足元を少し高くして脳への血流を確保し、団扇などで風を送ってあげましょう。
※一度に大量の水分を与えても、吸収されない。
吐き気や嘔吐が酷く、水分補給できない場合は、病院へ搬送して点滴処置を受けてください。
これだけ知っているだけで、仲間が熱中症で命を落とす危険を減らすことができるでしょう。
この処置の方法をみんなで共有することで、あなたも助けられることがあるかも知れません。
応急処置に関しては、環境省の情報ページが参考になります。