電気工事士試験のときから圧着ペンチ(ハンドプレス)には慣れ親しんでいると思います。電気工事では木造住宅の配線やRCなどの埋設配管に入線作業を行ってから、ケーブル接続を行うものです。電気工事は、建物に電気を供給する電路を作るのが仕事なので、末端のコンセントや照明一つに至るまで、お客さんの要望どおりに電...
圧着・圧縮工具
電気工事の中で最も重要なケーブル接続に使う圧着・圧縮ペンチ(ハンドプレス)や油圧圧着工具などを紹介しています。
配線や入線が終わったら次に行うのが、電気工事の中で最も重要なケーブル相互の接続作業です。
今はVVFケーブルの接続に差込コネクタのように簡単にケーブル接続作業のできる材料も出ていますが、いくら便利な材料が出てきたとしても圧着でのケーブル接続はなくなりません。
木造住宅などでは、VVFケーブルの接続を全て差込コネクタでする電気工事士もいるようですが、私は安全性を考えて天井内での電源部分の接続には、
圧着ペンチを使ってつなぐようにしています。
その理由は、差込コネクタの許容電流が最高でも20Aであること、そして差込コネクタへの差込が甘く接触不良を起こしたとき、電源部分に流れている電流量が多いため、発熱や発火のおそれがあるからです。
さらに、圧着ペンチ(ハンドプレス)を使うことで、接続時に目視で確認するので、接続不良を防げることも圧着ペンチ(ハンドプレス)を使う大きな要因です。
電気工事では、いくら配線が整然と行われ、見た目にもきれいな仕上がりであっても、接続作業で間違ってしまえば、それは不良電気工事であり、重大事故の原因とも成りかねないものであることは、電気工事士なら誰しもが知っていることです。
重要なケーブル接続作業だから、接続電線本数も決められていて、使う工具も規格に則ったものを使わなくてはなりません。
こんなことは、電気工事士なら知っているでしょうが、あえて今一度ここで書いておきました。
ここでは、ケーブル接続に必要な圧着ペンチ(ハンドプレス)や油圧圧着工具などを紹介しておきますので必要なものを見てください。