CD:PF管用接続部材(1)
スラブ上で使うころがしエンドなども紹介していますので、現場で必要なものをご覧ください。
RCの建物で使う配管材の中で多く使われているのがCD管とPF管でしょう。
CD管は埋設専用ということで用途が限られてる分、他のものに比べて若干値段も安いので、よく使う16、22のサイズは、どの電材卸会社でも在庫として多少在庫としてあるし、最近ではホームセンターのプロショップでも買えるので、必要な材料が足りなくなっても近くにホームセンターがあれば、ある程度の部材も揃うので、電気工事が止まることも少なくなっています。
中でも、よく使われるのがボックスに取付けるコネクタとCD管やPF管どうしを繋ぐカップリングでしょう。
ボックスコネクタは、建込み時のアウトレット(4×4)ボックスやスラブ配管時の八角ボックスやセーリスボックスでも使うので、一つの現場を建ちあげるまでには、相当な数が必要となります。
また、カップリングもコネクタほどではないにしろ、これも想像以上に必要となってきますので、通常一度に何十とか百数十といった単位で注文するものだけに在庫管理が大切になるので、建込みが終わった時点で残りがいくつあるのか、およその個数を把握して、次回の作業時に不足が出ないように補充注文しておかなくてはなりません。
通常のRCの建物なら、1フロア分の建込みとスラブ配管が終われば、次の配管作業までに若干の時間的余裕が出来るので、その間に在庫管理をしっかり行っておくことが、電気工事の流れを滞らせずにスムーズに運ぶ秘訣です。
本来なら、これは番頭さんと呼ばれる職人がすることですが、小さな現場では全て自分たちで行わなければならないことのほうが多いです。
在庫管理するにしても追加注文するにしても、よく使うものくらいは名称と使い方くらいは知っておく必要があるので、こらのページを参考にしていただければと思います。
それではよく使う部材を紹介しましょう。
※Amazonで一部サイズのコネクタで10個入り商品が在庫切れ状態になっていたので、単品のみの紹介となっていますので、ご注意ください。
一般的なストレートタイプの速結コネクタだけど、沢山の現場で毎日のように使われているものなので、電気工事士ならだれでも知ってる接続部材ですね。
ストレートタイプは、鉄筋に当たってCD管が入らないこともあり、鉄筋ベンダーを使って、鉄筋を曲げたりしなくてはならないこともるので、使いにくい一面もある反面、値段が安いので、手間をかけても見合うと考える向きもあるようですが、私の考えは違います。
手間を掛けなくてもつなぐことができるものが有るんだから、使わないなんて選択肢は私にはありません。
だから、次に紹介するアングルコネクタと併用して、建込みやスラブ配管を行っています。
ある程度の鉄筋だったらアングルコネクターを使って逃げることが出来るので、鉄筋ベンダーで鉄筋を曲げる手間を省くことが出来て、作業効率が格段に上がります。
最近は、鉄筋を変形させてはいけない現場も増えてるので、なおさらアングルコネクタの必要性が増しているといえるでしょう。
次は、速結カップリングです。
CD管とPF管用のコネクタとカップリングを紹介したので、とりあえず埋設管を伸ばすことは出来ると思いますが、スラブから天井内への取り込みができないので、次はエンドカバーとコロエンドなどを紹介します。