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電気工事士の大切な仕事の中に電力会社への送電申請があります。
ここでは送電申請の方法を紹介しますので、電力会社への送電申請の方法を知らない人はご覧ください。
電力会社への送電申請も各電力会社で多少違うところがあるので、ここでは私が主に電気工事を行っている関西電力管内の送電申請方法を参考にご紹介しますので、ご了承ください。
電力会社への低圧送電申請を行うとき、以前は必要書類に竣工図、分電盤結線図などを添えて電力会社の受付窓口に赴いて、送電申請内容を精査しつつ、協議を行い、送電申請を受け付けてもらうという流れでした。
しかし今では、窓口での受付は無くなり、一般的な新設の低圧申請はインターネットによる申請しかできなくなっています。
インターネット申請を行うには、事前に申請者の会社情報等を登録して、ログインIDを取得しておかなくてはならないので、いつでも送電申請できるように、登録だけでも済ませておくようにしてください。
とはいうもの必要な書類や図面に変わりはなく申請内容を入力後、画面内で必要な図面を描くか関係図面を添付して申請を行います。
関西電力の申請システムの名前は『シンセツくん』というのですが、とても名前通りシンセツとは言えないもので、初めて送電申請をするときは、かなり戸惑いますし、時間もかなり掛かるので、途中で嫌になってしまいます。
私も初めて使ったときは、1時間以上かかりましたし、他の電気工事士さんに聞いても同じような感想ばかりです。
でも、これしかないので、慣れるしかありません。
(+_+。)
送電申請を行うには、お客さんに送電申請を代行することを承認していただく必要があるので、お客さんに確認してください。
後は、シンセツくんの申請画面の内容を確認しつつ、必要事項をすべて記入して申請を行います。
申請内容に不明点や不備がある場合、後日電力会社から電話で問い合わせが来るので、内容を確認して対応するようにしてください。
当然、電気の送電申請を行えるのは、電気工事に関する免状を取得しているものでなくては申請することはできないので、一般のお客さんは電気工事会社に申請を依頼されることになります。
申請には、電気工事施工者の電気工事士免状番号や主任電気工事士の免状番号を記入するので、もし電気事故が発生したら、その責任を厳しく問われ、厳しい行政処分が科されることになり、事故に関する損害賠償などの民事的責任も問われることになるので、電気工事士の責任は重大です。
今では、営業所もドンドン閉鎖統合されて、電気工事会社でもあまり電力会社に足を運ぶことは無くなりました。
まあ、便利になって申請に赴く無駄な時間は無くなりましたが、PC音痴な人にとっては、やりにくい時代になったもんだと思われてるんじゃないかと思います。
実際、お年を召した電気工事会社の人に聞くと、インターネット申請には慣れないし、昔のように申請に行くほうがいいとおっしゃる方も少なくありません。
とは言っても、今更元に戻ることはないので、時代の流れに任せてインターネット申請を使いこなすしか道はありません。
関連記事を『実践 電気工事』にもアップしてあるので、ご覧ください。
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