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電気工事で使うスイッチの中でも最も数多く使うのが片切(B)スイッチです。
使う場所を問わず、いろんな電気機器に使われていますので、みなさん毎日何度か操作されていることでしょう。
片切スイッチの構造はいたって単純で、二つの接点を閉じたり(ON)開いたり(OFF)しているだけです。
これはメーカーのスイッチ接点構成図でも確認できるので、電気工事士ならだれでも知ってることですし、電気関連でない方でも中学校程度の電気の実験で同じようなスイッチを用いた豆球を灯す実験をされたことがあると思います。
片切スイッチはこの時のナイフスイッチと同じだと考えれば内部接点も理解しやすいでしょう。
埋込Bスイッチ(片切) | |
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コスモワイド21シリーズの片切(B)スイッチ本体で、ランプ表示のない一般的なものです。 |
Panasonic WT5001 |
片切(B)スイッチを使って照明を点滅させるための結線も中学校行った豆球の実験を思い出していただければ、簡単に思いつくことでしょう。
これでは、あまりにも不親切ですから、簡単な結線図を掲載しておきますのでご確認ください。
●=リングスリーブ使用
■=差込形コネクタ使用
かなり簡素化した複線図ですが、結線はご理解いただけると思いますので、実際に結線するときの参考にしていただければと思いますが、ケーブルの結線は、電気工事士免状を取得していなくてはできない作業なので、電気工事士の資格のない方は行わないでください。
片切スイッチは一ヶ所で照明器具などを操作するときに使うスイッチですから、主に部屋の入口付近のように出入口が一ヶ所のドア付近に設置するのが基本です。
片切スイッチの設置を考えているところには、家具などを配置しないようにしなくてはなりません。
家具などでスイッチが隠れてしまっては、何の意味もなさないので、家具などの配置にも気を配らなくてはなりませんし、新築にしてもリフォームにしても打ち合わせ段階から、家具をどう配置するのかを考えておくことも重要です。
スイッチボックス取付高さ |
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スイッチの取付高さですが、私たち電気工事士は普通FL+1.250~1.300mmの高さでスイッチを取付けています。
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高すぎても低すぎても使いずらいものですが、私たちが現場で取付けている高さなら、ほとんどの方が違和感なく使える高さなので、設計事務所などでもこの高さが採用されて、設計図面の仕様書の中にも指定されていることが多い項目です。
身長が高くて、もっと高いほうがいいというお客さんの場合は、事前打ち合わせの段階で高さをしてするようにしないと、電気工事士も設計事務所も一般的な高さで施工することになり、後から変更するには、壁補修等が必要になるので、別途費用が発生することになるので、無駄な出費を防ぐ意味でもお客さんが快適に過ごせる環境をよくお考えの上、意向を伝えるようにしてください。
スイッチ一つ取付けるにしても、最終的にお住まいになるのはお客さんですから、より住みやすくなるようによくお考えください。
埋込ほたる片切(B)スイッチ | |
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Panasonic WT50519 |
Panasonic WT3021W |
ほたるランプ付き片切(B)スイッチを取付けておくと夜間でもスイッチの位置が確認できるので、すぐに照明を点灯することができますのでとても便利なスイッチです。
夜間ギア出先から戻ってとき内玄関が真っ暗でもほたるランプ付き片切(B)スイッチを取付けておけば、スイッチの位置がすぐにわかって、明かりをつけることができるので、上がり框などで足をとられたりする心配もなくなります。
これよりいいのは、人感センサーを取付けておけば、玄関に人が入ったら照明が自動点灯するので、より便利になりますけどね。
(^_^*)
最近は照明器具に人感センサーが組込まれたものも多くなりましたので、今ある照明器具を取換えるだけで照明が自動点灯するようにできますので、ホームセンターや家電量販店で人感センサー付き照明器具を購入して、自身で交換すれば取替え工事代金も必要ないので、安く済めせることができます。
但し、既存の照明器具が引掛けシーリングで取付けられていることが条件になりますので、取り外す前に確認するようにしてください。
もし引掛けシーリングではなく、直接電源ケーブルが照明器具の端子台に差し込んであるものは、電気工事の資格を持った電気工事店に交換依頼するようにしてください。
電源ケーブルを扱えるのは電気工事士の資格を有したものでなければなりませんので、無資格の方は絶対に作業を行わないでください。
仮に、何らかの電気事故が発生しても、照明器具の取り換え工事が原因の場合、最悪保険金の支払いを拒否される場合も考えられますので、くれぐれも無資格の方は行わないでください。
m(_ _)m
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