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一時期新型コロナウイルス感染症も落ち着きを取り戻し、多くの方が、少しずつそれまでの日常に近い生活を送るようになってきた矢先に、第七波ともとれる新型コロナ大流行の兆しが見え始めました。
これから、楽しい夏休みや、新型コロナが日本中で猛威を振るい、お盆の帰省を諦めていた中、今年は故郷に帰省しようと思っていた矢先に、今年も新型コロナの新しい亜種「Ba.5」や「Ba.2.75」といったこれまでワクチンや自然感染などで得た抗体をすり抜けて感染する厄介なウイルスが出現したことで、急速に新規感染者が激増し始めています。
これに対して、岸田内閣の基本的スタンスは、岸田文雄をいう総理大臣の心情である
『何もしない』精神が貫かれ、ある意味ブレない内閣だとも言えますが、果たしてこの場合それでいいんでしょうか?
岸田文雄の記者会見では、
「現時点で、行動制限は考えていない。」
とハッキリ明言しました。
これが果たして日本国民の意見を代表した発言なのかは、疑問を感じるところです。
今回新型コロナ大流行の主流となるであろう、新型コロナ亜種「Ba.5」は、これまで日本政府が推し進めてきたワクチンによる感染予防の効果は、ほとんど期待できない可能性があることが、これまでの感染状況から明らかです。
つまり、これまでにワクチン接種や自然感染により獲得した私たちの免疫抗体では対処できず、すり抜ける
「ブレイクスルー感染」がすでに確認されていて、高齢者施設や医療関係者へのワクチン接種を推し進めただけでは、もはやほとんど意味が無いと言っても決して過言ではないのです。
しかし、岸田内閣は、これまでの政権が行ってきた方針を踏襲するばかりで、新たな対策はほとんどとらず、むしろこれまでの政権以上に何もしない姿勢を明確に表したとも言えます。
ワクチンに関しては今となっては、古いタイプの新型コロナウイルス用のワクチンで、現状に則していないと言っても決して間違いじゃないと思いますし、治療薬に関しては、高額な上、使用できる患者の制限が厳しく、万人が同じ治療を受けられるものではないこと、
そして何より、感染初期の速い段階から治療を始めなければ、効果が期待できないという点から、今の日本の医療体制、検査体制を鑑みると、とても感染初期に見つけ出し、治療につなげていけるとは思えません。
そんな中、日々倍増のペースで新規感染者が増え続け、すぐに1日の新規感染者数が10万人を超えるとの試算も出されていますし、
東京一つとっても、来週には、
「一日の新規感染者数が1万8千人にまで増加する。」
という試算も出されているように今後しばらくは、急激な右肩上がりで新規感染者数は増え続けることになるでしょう。
そして、新規感染者が急増するのに比例して、重症患者数も増え続けることになるでしょうし、不幸にしてお亡くなりになる方も右肩上がりに増えることは、避けられない事実として浮上してくることは、間違いありません。
みなさん思い出してください。
新型コロナウイルスが日本で確認された当時のことを・・・
コメディアンの“志村けん”さんが新型コロナで急逝されたニュースは、日本中に大きな衝撃を与えました。
そして、健康的で爽やかな印象が強かった女優の“岡江久美子”さんも新型コロナウイルスの犠牲になられ、まだこれからの活躍が期待される63歳という若さでお亡くなりになられ、ご家族である大和田獏さんの元に戻られたのは、家族の付き添いも無く埋葬された御遺骨となったお姿でした。
御遺骨は、玄関先に置かれた状態で、ご自宅に戻られた光景は、何ともやりきれない思いに苛まれたのを思い出します。
しかし、日本中で岡江久美子さんのご家族のような悲しい思いをなさったご家族がいらっしゃり、政府の無策による犠牲となられた方々の無念の思いが伝わってるように感じます。
しかし、日本政府というか自公で政権を担ってきたこれまでの政権全てが、国民を慮る (おもんぱかる) 政策を何一つ打ち出してこなかった結果として、新型コロナの急激な感染拡大を招き、初期対応のまずさが更なる二次被害として政権による犠牲者が増えたと言っても過言ではないと私は思っています。
そして、その悪しき流れは岸田内閣になり、さらに悪化したと感じます。
初期対応の大切さは、これまでの安倍、菅と続いた内閣で散々経験してきたはずなのに、今回は、それを上回るペースで感染が急拡大しているのに、
「何もしない。」とはどういうつもりで政治をやっているのかと怒りが込上げてくる思いでいっぱいです。
先の参議院選挙で、腐りきった自民党にあまりにも勝たせ過ぎた弊害が早くも現れたと言って間違いないでしょう。
おそらく、今後各地で重症者が急増し、医療体制の崩壊が始まったとしても、岸田文雄は武田信玄の教えの如く、
「動かざること山の如し」とでも言うように、何も手を打たず、日本国民が苦しむさまを只傍観し続けるだけなのだろうと想像してしまいますが、これって、今ロシアでロシア国民とウクライナの人々を苦しめ続けているプーチンと同じじゃないかと思ってしまうのは、私だけでしょうか。
海外受けには、ウクライナ支援を表明し、アフリカや中東地域の食料危機に関しても国連を通して、援助すると八方美人的な発言に終始しているけど、国内では、
「何もしない。」を貫くのですから、どこまで面の皮が厚いんだって話です。
「日本人は、大人しく忍耐強い国民だから、何もしなくてもデモなども起こらない。」
と高を括っているのでしょうが、日本国民にも忍耐の限界というものがあって、今は急激なインフレ、それに見合うだけの賃金上昇の無さ、加えて急激な円安、そこにさらに追い打ちを掛けるのが、今回の新型コロナ亜種「Ba.5」及び「Ba.2.75」という二種類の新型コロナ亜種による日本国内での急激な感染拡大による経済への悪影響、そして医療崩壊の危機など、国内もまさに戦場のような状態になりつつあるのに、
「何もしない。」とは、どういうことだと怒り、問い詰めたくなりませんか。
こんな無能で、何もしない内閣を先の参議院選でみんな支持したのでしょうか?
ひょっとして、安倍晋三が凶弾に倒れたお悔やみの意味で投票しちゃったんじゃないのかとすら思ってしまうくらいの圧勝でした。
だからと言って、なんでも好きなように出来るというお墨付きを与えたわけじゃなく、
「しっかりと国内にも眼を向けろよ。」という意味を込めての投票だったのだと思います。
その国民の声に今まさに応えなくてはならない局面だというのに、何一つ具体的な策を示さず、只々プロンプターに映し出される官僚の作文をガン見しながらたどたどしく話す岸田文雄を見ていると段々腹立たしさが募っていくのを強く感じて、生理的に受け付けない人間だと私の心の中で叫ぶ声が聞こえてきました。
元々、私は今の自公政権は、百害あって一利無しの最低の連立政権だと思っているので、多かれ少なかれ、首相のやる気の無さばかりに眼がいってしまいがちだけど岸田文雄君に至っては、テレビで声を聞くだけで嫌悪感を覚えるくらい、信頼を持てません。
一日でも早くお辞めいただいて、広島に引っ込んでもらいたいものだと切に願うばかりです。
ハイ!
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