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電気工事だけじゃなく仕事というのは何でも事前準備をしっかり行わないとスムーズに進まないものです。
なので、ここまでは事前準備についてお話ししてきましたが、ここでは木造住宅の電気工事の中で最もウエイトを占める配線工事についてお話させていただきます。
前の記事でようやく電気工事を行う現場に到着して、電気工事を行う現場の状況把握ができましたので、およその配線ルートは頭の中にイメージできているものです。
配線工事で一番使うのがVVFケーブルです。
ご存知のようにVVFケーブルにもいろんな太さや種類があり、許容電流量も違うので間違った配線をすると許容電流量を超える電流が流れて発熱、発火に至る危険があるので、使用するケーブルの選定は慎重に確認して配線しなくてはなりません。
VVFケーブルの多くはシュリンプ包装されてるので、そのまま引き出すと螺旋状に出て着るので、扱いにくくなるし、見た目も悪くなるので、出来れば真直ぐになるように必要な長さだけほどいて伸ばすことをお勧めします。
それが面倒なら、ケーブルリールを使うと引き出すだけで真直ぐに出てくるので、無駄な動きをしなくて済むので使うと便利ですよ。
ケーブルリールの確認にはこちらのページが便利です。
木造住宅では多くの場合、構造材に直接VAステップルを打ち込んで、VVFケーブルを支持しますが、ヨレヨレの配線では見た目も悪くなるので、お客さんの印象も悪くなります。
もし自分の家が程い配線をされていたらと想像してください。
そんな配線をされていたら、
「いい加減な電気工事をされてるんじゃないか」と思ってしまうかもしれないですよね。
ですから、電気の配線も整然と並べて見た目良くしておくほうが、何事においても大切だと私は考えています。
ちょっと余談ですが、私が以前に、体験した事をお話させていただきます。
以前の事ですが、あるお宅の新築電気工事をさせていただいたとき、現場にいた大工さんからこんな事を聞かれました。
「次に掛かる現場は、電気屋さんが来てくれるの?」
「いいえ、そちらの物件は、もう一軒の電気屋さんが行かれるようですよ」
と、答えると大工さんは落胆されてポツンと・・・
「はあ~・・・○○電気か・・・」
私は、この大工さんの落胆ぶりを見て、
「えっ!何か不都合な事でもあるんですか?」
すると大工さんは、
「○○電気の仕事はひどいから、こっちの仕事がやりにくいんだよ」
この会話をご覧になって、どう思われますか?
職人から嫌われるような仕事をする電気工事屋に、自分の家の新築工事を『任そう』と思いますか?
思わないですよね。
やはり、きちんとした仕事をしてるところに頼みたいですよね。
きれいに電気工事を行おうとすると、それなりの手間と時間が掛かります。
何の支持もせず天井内を縦横無尽に配線すれば、時間も短縮できて利益率は上がるでしょうが、果たしてそれだけでいいんでしょうか・・・
手抜き工事とまでは言いませんが、お客さんが見たときにどう思うでしょう。
話が脱線しましたので、このあたりでもとに戻しましょう。
配線工事では、各回路の振り分けで、コンセント、照明、専用回路etcと、いろいろな場所に電線をもって行きますが、まずコンセント回路の配線方法から、お話しましょう。
コンセント回路の配線方法は、電気工事をする職人で配線方法は違います。
渡り配線で施工される職人もいれば、一箇所から分ける職人もいて、それぞれを使い分ける人など性格が表れるものです。
どの方法がいいとはいえませんが、私のは最後の状況によって使い分けるタイプです。
コンセント回路の電源線をジョイント部分へ引っ張ってから、回路につながる各コンセントへ配線するという方法と、渡り配線でも問題ない場合は併用して配線を行います。
渡り配線とは、各コンセント間を中継して行う配線方法です。
照明回路も同様です。
各回路につながる、機器への配線が終わったら結線作業を行い、ジョイントボックスを取付けて一回路の配線は終了です。
こうして電気工事を進めていくと、分電盤取付け位置に各回路が集まって電線の束が出来上がります。
出来上がった束は、一まとめにして他の業者の作業の邪魔にならないように整理しておいてください。
電線というのは、結構邪魔になるものです。
これで二次側(屋内側)配線は終わりです。
続けて、テレビ、電話、幹線、などを配線して、配線作業は終わりです。
お疲れ様でした。
m(_ _*m)ペコッ
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