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鉄筋工クリート(RC)電気工事の建込み配管についてお話いたしましたが、どんな電気工事でも同じで施工図を参照、確認しながらの作業でした。
以前にもお話したとおり、鉄筋工クリート(RC)電気工事の施工図面は、木造住宅などの施工図と違い、配管系統図を参考に埋設配管工事を進めますが、これが木造住宅などにおける配線工事にあたるとお話したとおり、非常に重要な作業になるので、しっかり施工図を確認しながら作業を進めてください。
ここでは、建込み配管工事の次に行うスラブ配管工事についてお話させていただきます。
その前に、
『本日もご安全に!』
スラブ配管工事を行う現場に、足を踏み入れるとまず目に入るのが一面に敷き詰められた鉄筋です。
井型に組まれた鉄筋が、建物全体を覆っています。
この中で、埋設配管作業を行うのですから、足元をしっかり確認して作業を進めるようにしないと怪我の元ですから、十分注意して作業するようにしてください。
また、搬入用の開口もあるので転落事故のないようにこちらも十分注意するようにしてください。
スラブに上がってグルッと見回せば、建込み配管が各スペースに立ち上がっています。
今回行うスラブ配管工事は、この立上配管を繋いで天井や床の電気設備に対する配管を行います。
スラブ配管でも施工図面に従って作業を進めていきますが、まず最初に行うのが各機器(照明、火災報知機等)の取付位置の確認です。
スラブ上で取付け位置を出してマーキングし、そこに八角ボックスを取付けていきます。
RC打ちっぱなしや天井塗装仕上げなどでは、取付位置がそのまま機器取付位置になるので、寸法間違いなどは許されません。
仕上げが二重天井であれば後に天井内で調整でるので、多少の誤差は許されるので少しは気が楽ですが。
(^^
八角ボックスの取付けが終わったら、埋設配管敷設作業に移ります。
立上配管に接続用のカップリングを取付けて各系統ごとに配管を接続していきますが、埋設配管の経路に気を配ってください。
このスラブ配管工事が終わったら、ここにコンクリートを流し込みますから、一箇所に多くの埋設配管がまとまって敷設されてるとコンクリート強度を落とすことになってしまいますし、埋設配管が重なったりするとコンクリート打設時に踏まれて、潰れる原因にもなるので注意が必要です。
各埋設配管が終わったら、専用の結束線で埋設配管を鉄筋に結束して固定しておきます。
こうしないとコンクリート打設時に流し込まれたコンクリートの圧力で、ボックスコネクター部分や接続カップリング部分の破断を起こして埋設配管内へのコンクリート侵入の原因となってしまいます。
全ての作業が終わったら、作業道具や材料などをスラブ上から下してゴミを処分して作業は終了です。
鉄筋工クリート(RC)電気工事のスラブ配管工事が終わったら、翌日もしくは明後日くらいにコンクリート打設となります。
コンクリート打設時にも立会いが必要です。
コンクリート打設作業中には、多くの人がスラブ上で作業しますので思わぬ配管の潰れなどが起ったりするので、それを修正しなくてはなりません。
それと共に、鉄筋工クリート(RC)電気工事で行った埋設配管作業に不備な点があれば、コンクリート打設前に手直ししなくてはならないからです。
埋設配管を行う上での注意点をまとめておきます。
Webサイト『実践 電気工事』にもスラブ配管について詳しく書いてありますので、ご覧ください。
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