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木造住宅の電気工事もいろんな作業を行い仕上げ作業に取り掛かる段階になって仕上げ作業の時の注意点を紹介しておきますので、現場の作業の時に気を付けるようにしてください。
仕上げ段階は、お客さんに見えるところので、より一掃注意を払って作業しなくてはなりません。
現場内には、私たちが苦労して配線した配線はすべて壁や天井で隠れて、見えるものといえば壁に開いたスイッチボックスの開口と天井に開けられた照明用の開口から見えるVVFケーブルだけです。
電気工事士の中には『配線なんてどうせ隠れるんだから』と、天井内を縦横無尽に配線する電気工事士も居ますが、その考え方には賛同できません。
確かにこの段階になれば配線は見えなくなりますが、数年後、数十年後にリフォームされたときに、この配線が顔を出して、他の電気工事士さんが見てどう思うでしょう・・・
また、お客さんが見てどう思うでしょう・・・
決して、きれいな電気工事だ・・・とは言わないでしょう。
やはりプロとして電気工事代金を頂いて、電気工事をしてるんですから他人が見ても
「しっかりした電気工事をしてるな」と言って欲しいものです。
余談になりましたね・・・
それでは、順番に仕上げ作業を行っていきましょう。
まず、先日開口作業した、コンセントやスイッチを取付けていきましょう。
ケーブルを引き出して、VAストリッパーを使ってケーブル被覆を剥がします。
コンセントやスイッチの裏側にストリップゲージがあるので、指定された長さでケーブル被覆を剥がします。
極端に短いとキッチリ接続できず、接触不良の原因になります。
逆に長すぎれば、絶縁不良の一因ともなりかねず、短絡や漏電になるおそれがあり、電気事故に至ることも考えられるのでとても危険ですから、ストリップゲージで指定された長さを守ってください。
ペンチを使って被服を剥く場合、電線に傷が付かないよう注意しなくてはなりません。
コンセントやスイッチをボックスに固定する際に、折れる危険がありますので、ケーブル被覆を剥がす作業にはVAストリッパーを使うことをお勧めしますが、VAストリッパーにもいろんなタイプのものが各メーカーから販売されていますので、どれがいいとは言い難いのでみなさんが見て使いやすいと思うものを選んでください。
VAストリッパーを使えば、簡単にケーブルの被服を剥く事が出来ます。
電工ナイフやペンチでケーブル被服を剥くには、多少の熟練が必要ですが、VAストリッパーならだれがやっても仕上がりに差が出ないので安心です。
指定の長さに加工できたら、プラスマイナスを確認して接続します。
コンセントには、マイナス側に『W』の文字が印字して有ります。
またコンセント本体の差込口を見ても確認できます。
差込口の長いほうがマイナス極です。
接続が終わったら、ボックスへビスで固定してコンセントの取付け完了です。
ビス留めの時に、水平垂直になっていることを確認して、微調整しながら締め付けるようにしてください。
ポケットレベル腰袋に入れておくと便利です。
こうして順番にコンセント:スイッチを取付けてます。
これは、余談になりますが、
内線規定が一部改訂になって、今後一般住宅でも居室内のコンセントをアース極付コンセントにするように推奨されています。
これは、パソコンやその他デジタル機器に対してノイズを与えないための改訂です。
確かにパソコンには、3極プラグの物も有ります。
従来の居室用コンセントは2極なので、アダプターを使用しなければ電源接続できません。
しかし、この状態では、ノイズに対してはまったく無防備ですので今回の改訂にいたったものです。
まだ推奨の段階ですので、言ってみれば努力目標の段階です。
しかしこの流れは、確実に進んで行くでしょう。
また家電製品の単相200V化の動きもあちます。
今後、1コンセントに、単相100V:単相200Vのコンセントを一体で取付ける事なるかもしれません。
これも今回の改訂項目のひとつです。
今後の電気工事の流れとして、頭の片隅に置いてください。
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