電気工事士技能試験の禁止事項

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電気工事士技能試験の禁止事項

今年も先日、上期第二種電気工事士学科試験が実施され、多くの方が受験されたようです。
その中から、見事学科試験を突破された方々が次に挑むのが、電気工事に必要な技能を審査する、技能試験です。

 

もうすでに学科試験を突破されたみなさんは、技能試験に向けた課題への取り組みご自宅等で繰り返されていると思います。
日々の努力が試験当日、試験会場で緊張することなく、普段の力を発揮する貯めには、とても大切だと思いますので、技能試験当日まで、努力を怠ることなく、練習を積み重ねてください。
技能試験に向けて、技能試験を監督する『一般財団法人 電気技術者試験センター』から次のような通達がされましたので、お知らせいたします。

通達の表題は、
電気工事士技能試験における「電動工具使用禁止」の注意喚起について
というもので、常識的なことを紹介されているだけなので、技能試験当日までは特に気にする必要もないものだと思いますが、試験当日に誤って行うと、試験会場にて、試験の中止を言い渡される可能性があるので、試験当日は、まかり間違っても行わないでいただきたい事柄ですので、頭の片隅に留めておいてください。

 

その内容は、次のリンクページのPDFファイルをご覧ください。

 

内容をかいつまんで、紹介すると次のようなになります。

 

「技能試験での電動工具の使用は全面禁止」

 

近頃、小型の充電式ドライバー等が多く出回り、実際の現場でも数多くの職人さんが使用されています。
今回、第二種電気工事士免状取得試験の受験者の中にも、すでに電気工事の現場で、電気工事士以外でも従事出来る作業を行いながら、免状取得を目指しておられる方もいらっしゃると思います。
そのような方の多くが、小型の充電式ペンインパクト等の充電工具を使用されていると思いますが、技能試験の会場では、それらの電動工具全て使用禁止となるので、間違っても持ち込まないように注意してください。

 

仮に試験会場に持ち込んだとしても、使用しなければ、問題ありません。

 

基本的に、技能試験では、正しい作業がなされているかを見るのが主たる目的の一つですので、全ての作業を手動工具で行うことが求められているのです。

 

例えば、ドライバーを使ってビス一本止めるにしても、正しく力を加えて正確に止められているかなど、細かな点も採点対象になっているという事で、試験官は、与えられた課題に対して、正しく的確に必要な工具や材料を選定して仕上げているかを厳しく採点しています。

 

その観点からして、今回の通達は、至極当り前のことなので、
「今更、何を言ってるんだ。」って感じなんですが、改めてこのような通達がなされるという事は、過去に電動工具を使用した人がいるという事にほかなりません。

 

その人が、技能試験を無事合格されたかにつきましては、発表がないので定かではありませんが、通達内容通りだとすると、電動工具を使い続けたのであれば、間違いなく不合格になっているでしょうし、電動工具以外に代替する手動工具を持っていれば、注意を受けた段階で、手動工具に切替えてその後の課題をクリアすれば、合格していると推察されます。

 

もし、注意を受けた段階で、異論を唱えるなどした場合は、その時点で試験中止を勧告されることになるでしょう。
それでも、温情で試験の継続が認められたとしても試験官も人間ですから、当該受験者に対していい印象は持たないと思うので、必然的に採点も厳しくなると考えられるので、無駄な軋轢は起こさないに越したことはないと私は思います。

 

これはあくまで私考え方なので、実際に試験官がこのような考え方で採点を行っていると断言することは出来ません。

 

でも、やっぱり決められたルールにのっとって、注意事項をしっかり確認して技能試験に臨むべきだと思うので、これから技能試験に臨まれるみなさんは、今回の通達をしっかりご覧いただき、間違いのないようにしてください。

 

それでは、みなさんのご健闘を願っていますので、
頑張ってください。


 


 

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