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木造電気工事 送電テスト

木造住宅の電気工事の流れを順序だててご紹介してきましたが、今回はお客さんに建物を引き渡す前に行う送電テストです。

 

電力会社にお客さんに代わって私たち電気工事士が送電申請を行い、数日すると電力会社の引込班が来て、申請した電柱から建物に引込線を張って電気を供給してくれます。

 

この時点では、すべての電気工事を終え、最後の点検をするばかりの状態になっていなくてはなりません。

 

そのための竣工届を出したのですから、電気工事が未完成では、送電を受けられなくなることだってあり得ない話ではないので、未完成部分が無いことを確認しておかなくてはなりません。

 

引込作業の時に立ち会う必要はありませんが、現場に居合わせたときは、声をかけると双方の作業をスムーズに進めることができます。

 

 

無事引込工事も終わって、建物内に電気が供給されたら、ここからが本番です。

 

建物内で一番初めに電気を受電するのは、分電盤の主幹ブレーカーの一次側になります。
そこから先は、主幹ブレーカーが「OFF」状態なら電気は供給されていないので、この時点でもう一度絶縁抵抗を測定して問題ないことを確認してください。
分電盤取付の時に一度絶縁抵抗を測定して問題なかったとしてもその後も建築工事は続いていたので、どんな問題が発生しているかわからないので送電前に確認することは大切です。

 

仮に絶縁抵抗測定を行わなかった結果、引渡し後に不具合が発生したり最悪の結果を招いたとするとすべて電気工事士の責任ということになります。
当然、建物やお客さんの資産に損害が発生したものも損害賠償の対象となり、巨額の賠償を求められることになるかもしれませんので、絶縁抵抗測定のわずかな時間を惜しんで疎かにするなんてしないでください。

 

 

絶縁抵抗にも問題なければ、主幹ブレーカー ⇒ 回路ブレーカーの順にすべて投入します。
これで、建物内に張り巡らせた配線に電気が供給されたので、取付けられているコンセントや照明などすべてが使える状態になっていますので、それら全てにお客さんの希望通り電気が供給されてるかを一つずつ確認していきます。

 

コンセントは、テスタを使って指針を差込んで電気の供給を確認するとともに電圧が間違っていないかも併せて確認してください。
続いて、照明器具の動作確認ですが、スイッチ系統の確認や三路、四路などの動作確認、パイロットや表示ランプ付きスイッチが使用されてるところは、ランプの表示なども細かく確認してください。

 

たとえ一つでも不良が有るとクレーム対象となるので十分注意してください。

 

これは私の知り合いの電気工事士さんが実際に体験したお話ですが、浴室換気扇用のパイロットランプ付きスイッチのランプが点灯しなかったことに対して、お客さんがクレームを付けて取付けてあるすべてのスイッチを取替えさせられたことがるという話を聞いたことがあります。
最近は過度なクレームを付けてくる人も居るので、つまらないトラブルにならないように最終確認も慎重に行う必要があります。

 

すべての機器のチェックが終わったら、これで新築木造住宅の電気工事は完成です。

 

電気工事は、どんな現場でも同じですが、仮設電気の準備から仮設申請を行って、工事用の電気を確保するところから始まり、
その後建物関連の電気工事を行って、最後の本送電まで、最初から最後まで現場にかかわる仕事です。

 

しかし、電気工事は足が早いので、木造住宅なら一人で何件も掛け持ちすることだって普通なので、ほかの業種に比べて電気工事士として熟練するのも早いので、比較的早く独立開業することができる職種だと思います。

 

但し、継続的に仕事が確保できる得意先が有るというのが条件ですけどね。

 

独立開業を考えるんだったら、電気工事業者登録の仕方なんかも確認しておく必要がありますので、こちらのページをご覧ください。

 

 

こちらには電気工事業者の種類や登録に必要な書類関係から、独立開業後の確定申告に必要な帳簿の管理なども書いてありますので、独立開業をお考えならぜひ一度ご覧ください。

 


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