豪雨被害後のエアコン稼働の注意点

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豪雨被害後のエアコン稼働の注意点

梅雨末期の大雨が各地を襲い、多くの方が被災されていますが、そんな方々にとって次に襲ってくるのが容赦ない酷暑の梅雨明けです。
既に、日本全国で熱中症患者が急増し、一部地域では救急車の出動が逼迫し始めているようで、まさに命の危険が迫りつつあると言っても過言では、ありません。
被災地では、水に浸かった家具や家電品の処分や床下に入り込んだ泥の撤去などの片付けが始まっていると思いますが、幸いにも電気が無事だった地域では、避難所等で涼をとれるようにエアコンを稼働させているところもあるようなので、住民の方やボランティアでお手伝いされている方々も熱中症にならないよう細心の注意を払って作業を進めるようにしてください。
そして、床下以上の浸水被害に遭われたお宅では、いくら電気が供給されているからといって、すぐにエアコンなどを使わないようにしてください。

床下や床上浸水被害に遭われたお宅では、電気設備も浸水被害を被っているので、電気設備内に浸水被害が及んでいないとも限りません。
その状態で、通電させてしまうと最悪、漏電事故に至る可能性が考えられるので、まずは自分でできる漏電チェックを行ってください。
◆漏電チェックの手順

  1. 主幹漏電ブレーカーをONにする。
  2. 分岐回路ブレーカーを順番にONにしていく。
    • この時点で分岐回路に問題fが有れば、問題のある回路をONにしたとき、主幹ブレーカーがOFFになります。
    • その後問題のある回路をOFFにして、残りの回路を同じようにチェックしていきます。
    • 最後に問題のあった回路をOFFにした状態で、そのほかの回路に関しては通常通り使用しても問題ありません。

問題のが有る回路が特定出来たら、早期に住宅電気設備に精通した電気工事会社等に室内の状況を確認してもらって安全を確認してから、エアコンなどを稼働させるようにしていただきたいと思います。

 

エアコンの場合、室外機は屋内の床より低い位置に設置されているのが一般的で、その分浸水被害を受けやすくなっているので、室内が無事でも室外機が浸水被害を被っていることは、十分考えられるので、特に注意が必要になってきます。

 

ただでさえ、連日酷暑が続く中なので、被災地域だけでなく日本全国で一斉にエアコンが動き出していると思いますが、この時期に多いのが
「エアコンは運転しているのに冷えない。」
というトラブルです。

 

この多くは、冷媒ガス不足による熱交換不良が原因で、取付時の僅かなガス漏れを見逃されて、1年以上経過してからこのような症状が現れることがよくあります。

 

現在は、真空ポンプを使った作業が必須となっているので、真空作業をしっかり行っていれば、その時点で発見できるはずなので、フレア加工をやり直して取付けられていれば、このような状況に陥ることは、まず考えられません。
最近では大手量販店を中心に有料で、保証期間を延長するサービスがあるのですが、これはこのような施工不良なども考慮したサービスだと言えなくもないので、量販店側も施工不良があると認めているようなものだと言えなくもありません。

 

でも、仮に施工不良が疑われたとしても、量販店側は決して認めることはなく、何だかんだとこじつけて、施工後の使い方に問題があるようにしてくるものです。
客側も「保証期間を延長していたことで、無料で修理してもらえた。」と思うことで納得してしまっている方が多いと思います。
しかし、施工後、室外機を動かしたり、していなければ、本来無かった故障なので、厳密に言えば客側が不利益を被らされていることに変わりはないと私は思います。

 

今年は九州や東北で大雨による浸水被害が多く発生していますので、エアコンの買い替え需要もそれに伴い増えることが予想され、今後品薄になることが予想されますし、取付け依頼が殺到すれば、施工不良の発生リスクも高くなるのは、必定なので、施工段階、施工完了後のチェックは入念に行い、施工完了直後の写真をはじめとする、資料を残しておくことをおすすめしておきます。
写真撮影の際は、動かしていないことを証明するために室外機の足元を場ミッテおくことが大切だし、施工完了日を書いたものを一緒に撮影しておくようにしてください。

 

中には、保証対象外とされて実費請求されることも無いとは言えませんので、そんなときのために客側に過失がないことの証明の根拠を残しておくことは、とても大切だと思います。

 

私は、電気工事が専門なので、エアコンの取付も行いうので、他所の業者とトラブルになることなどありません。

 

もちろん自宅のエアコンも全て自分で施工して、既に10年以上使用しているものもありますが、何の問題もなくこの夏も24時間フル運転を続けています。

 

もはやエアコン無しで室内に止まることは、命懸けの世の中になってきていると思うので、我が家では常に室温を28度以下にキープするように24時間運転した状態にするようにしています。

 

これは、家族全員が暑がりだというのもありますが、夏の体力回復には、快適な環境で身体を休めることが大切だし、特に睡眠は大切なので、寝るときには薄手の羽毛布団を掛けて寝るように、エアコンは夜中運転した状態をキープして、タイマーで止めるなんてことはしません。

 

熱中症の3割以上が室内で起こっていると発表されていますし、特に就寝中の熱中症には注意が必要だと言われているので、就寝中のエアコン使用は、もはや常識だと考えるべきだと私は思っています。

 

確かに電気料金も気になるところですが、最近の省エネエアコンを使えば、多少なりとも低く抑えることが出来ると思うし、何より命には変えられませんからね。


 


 

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